2004-03-07 幻夜 本 二日連続で本について。東野圭吾の「幻夜」を読んだ。「白夜行」に続く第二弾。 阪神大震災後の男女二人の話。「白夜行」との関連は全くないのだが、設定は前作と全く同じ。冷酷な悪女(美人)とそれに翻弄される男、そして女を執拗に追いつづける刑事の話。 この設定は作者の趣味のようである。 かなり分厚い本だったが、一気に読破。構成の面白さは「白夜行」そのまま。 最後は女だけがちゃっかり生き残り、「悪」は滅びないところも前作と同様なところが、作者の美学なのだろうか。 幻夜