嫁さんがゲラゲラ笑っているのに惹かれて読んだ故・ナンシー関の本。
ものすごく笑える。
電車の中で読むと、アブナイ人になること間違いなし!
絵のお題が与えられ、記憶のみによってその絵を描いて応募したものを、ナンシー関が品評する、というもの。
カマキリとか、自転車、ウルトラマンなどがお題になるのだが、とにかくおかしい。
人間の記憶ってあやふやだということがよくわかる。
絵というものは、その人のものの見方というか、人間性とまで言うと大げさかもしれないが、
それを見事に証明したものかも。
ぷっすまの「記憶力絵心クイズ」が笑えるのと、共通している。
それぞれの絵に対するナンシー関の寸評が、スパイスが効いていて秀逸。
彼女はまさに広告代理店向きの人材。亡くなられたのが惜しまれる。