赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

男のプライド


凄まじい試合だった。3連敗の後の千葉ロッテ戦。初回にエース清水直を打ち込んで今日は楽勝のはずなのに、5回に安藤が掴まり、7回には藤川が2試合連続被弾で同点に追いつかれ6−6。さすがはパリーグ首位のロッテである。強い、しぶとい、あきらめない。


ドラマは7回裏と8回表に起こった。
まずは7回裏、1アウト2塁でロッテバッテリーが4番金本を敬遠し、目下打点王の今岡勝負を選択。今岡のプライドに火が点いた。怒りの3ラン。1塁ベースでクールな今岡にしては珍しくハデなガッツポーズ。


次に8回表。ウイリアムスが案の定不安定。今年はスライダーのコントロールが悪すぎる。で、押し出しの後2アウト満塁で久保田。守護神になりきれない久保田が2-3のギリギリのところでベニーを空振り三振。土俵際に追い込まれてようやく久保田の底力を見たような。


ヒーローインタビューも、(口達者じゃない2人なので)コメントこそ少なかったが、気迫が前面に出た熱いインタビューだった。今シーズンのここまでで一番凄みのあるヒーローインタビューだったような。チームリーダーとクローザー、2人の矜持というかプライドがビシビシと感じられた試合。井川にもこれぐらいの気迫を見せてほしいものである。今のタイガースは、まぎれもなく今岡のチームだ。