今クール観ているドラマはサスペンスものばかり。早くも「西遊記」は挫折気味だ(笑)が、先日取り上げた「アンフェア」、そして「輪舞曲(ロンド)」と「白夜行」の3本はなかなか見ごたえあり。
「白夜行」はご存知東野圭吾の名作がドラマ化。2話ほど観た感想では、原作に比べると主人公の雪穂(綾瀬はるか)が健気に描かれすぎな気がするが、面白い。山田孝之も電車男とはガラッと違う演技で期待度大です。あと、雪穂の少女時代を演じた福田麻由子の演技力には驚いた。11歳とは思えないリアリティのある演技。“眼力”にドキッとしました。最近の子役は凄い。演技力って先天的な能力なのでしょうか。
それと、直木賞を受賞した「容疑者Xの献身」。ラストのどんでん返しにはヤラれました。トリックがお見事です。ところどころで伏線がちりばめられているのですが、あまりにサラッと平易な文章で書いてあるので、クライマックスまで気づかずじまいでした。これ以上書くとネタばらしになりそうなのでこの辺でストップ(笑)。これはそのうち映画化しそうな気がします。
《陰》のある美しい女と、それを《影》から見守る男、というストーリーは東野圭吾の十八番ですね。ナルシストっぽいところも含めて(笑)。一気に読めてしまうのでおススメです。