話題の映画マッチポイントを早速観てきました。
いやあ、面白かった。ウディ・アレンの皮肉たっぷりなストーリー展開にのめりこみました。例えると、ヒッチコックモノのようなどことなくゾクッとするスリラーといった感じでしょうか。
あちこちに仕掛けられたアイロニカルな伏線。ドストエフスキーの「罪と罰」とか、高所恐怖症の主人公という設定とかねえ。映画が終わったあとにパンフを読んでから気づかされたことも多かったですが、実に「文学コネタ」が豊富。映像の美しさと絶妙な音楽も含めて、よくできてます。
そして、何といってもスカーレット・ヨハンソンはイイ!だんだんキレていく演技もすばらしいですが、やっぱり華がありますね。ショーン・コネリー主演の映画「理由」に子役として出てたんだよなあ、末恐ろしい21歳です。
巷のいかにもなハリウッド映画とは一線を画すラストシーン。いや、お見事です。観終わった後思わずニヤリとしてしまいました。久々満足度の高い作品かも。カップルで観に行った方がより深く楽しめるかも?おススメです。