日記のアップが遅くなりましたが、06年も忘年会シーズンに突入。
忘年会第一弾は、密かに話題の石鍋のぐちへ。以前は石頭楼という店名だったようです。噂どおり隠れ家の匂いがぷんぷん。場所からしてかなりミステリアス。住宅街の一角にあるのですが、お店というよりは一軒家。お店の看板はなく、初めてだとたどり着くのにかなり難易度が高いかも。
チャイムを押すと鍵が開き、ホントにヒトの家の玄関がお店の入り口。店というよりはヒトの家に遊びに行く感覚に近いですな。靴を脱いで上がると、主らしきおばちゃんからいきなり「上海ガニあるけど食べる?カニは今日までなんだけど。」と言われ、即効でYes!と回答。勝手がまったくわかりません(笑)。
◇これが石鍋 台湾料理らしい?
案内されたところは、リビングを改造したような部屋。テーブルが全部で5つ。他のテーブルは忘年会らしき先客で盛り上がっておりました。メニューは特になく、出されたものをひたすらいただくというシステムのようです。
お通しは生野菜。おばちゃん曰く無農薬の有機野菜とのこと。確かに生きがよくてほのかに甘いです。さて、鍋の前に件の蒸した上海ガニが出てきました。カニみそが濃厚でうまい!今年もギリギリ上海ガニに間に合いました(笑)。
◇有機野菜のサラダ?
◇今年最後の上海ガニ
続いて看板メニューの鍋が登場。立派な石鍋にかなりたっぷりとごま油を入れるので、香ばしい香りが広がります。豚肉と牛肉をどっさり。しいたけ、野菜もどっさり。かなりボリュームたっぷり。ぐつぐつ煮えたら完成。ポン酢と生卵の2種類のタレにつけていただくのが、ここの流儀のようです。生卵にからめるのはすき焼きような感じ。ただし、なにやらピリ辛の味付けがしてあるところが独特。これが実にうまい!他のどこにもないような独特な味の鍋です。
鍋の一巡目が終わると、次は海老、カニを入れます。肉から海鮮系へのコンバートという感じでしょうか。そしてシメはラーメン。これまた驚きのうまさ。ごま油とダシで絶妙なスープになっています。意外性のあるメニューだな。結構クセになりそうな味です。会計の時伝票を見てこれまたびっくりしましたが…(笑)。客層も含めて「お忍び」度のかなり高いお店なので、非日常感を味わうという意味では貴重な存在かもしれません。
石鍋のぐち
品川区上大崎1-12-11
TEL:03-3441-8622