赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

さあ、決勝戦へ


あけましておめでとうございます。行こうかどうか迷ったのですが結局1人で観戦してきました。お正月の国立、大学選手権準決勝。


ワセダ対京産というと、アカクロではなく2ndジャージでの戦いになることとか、石川組の悪夢の大敗とか、あまり良い印象がないのですが、前半30分は今シーズン一番の厳しい展開に。京産はワセダをよく研究しているなあ、という印象。ワイドラインに対するしつこい防御。キックを有効に使って後ろに下げさせる戦術。そして、モール攻撃を核にフォワードで近場を徹底的にこじ開ける意思統一された戦い方は想像以上に力強かった。



年末の慶応戦と違って、ややフワっとした立ち上がり。京産フォワードに真っ向勝負というか合わせたような戦い方でワセダらしいペースがなかなか出ませんでしたが、ようやく30分を過ぎたあたりからボールをワイドに動かしながら有効なタテ突破でエンジンがかかってきました。畠山の強烈かつ豪快なタテ突破に会場が沸いてました(笑)。


後半は最初からワセダペース。今年のチームは後半最初の10分間の集中力が見事です。接点での確実な球出しとバックスのスピードがうまくかみ合い、終わってみれば55−12。しかし、京産の最後までキレない戦いぶりは好感が持てました。個々のタレント性ではなく、15人一体となった組織としてのまとまりがすばらしかった。もう少し局面での強さ、したたかさ、確実性があれば、もっとキビしい展開に持ち込めたかもしれないかな。


後半のマイボールスクラムで、あそこまでワセダのスクラムが押されたのは久々のことではないでしょうか。現時点で学生最強のスクラム京産大では。後半、主将が交代した後の京産第1列は皆3年生ということ、かなり脅威ですね。バックスが整備されれば、来年の京産大はかなり手強いチームになりそうな予感が十分。


後半の最後に矢富がSOに入りましたが、相手を錯乱させる華麗な動きにますます磨きがかかってきました。バックスならどこのポジションでもできる器用さとスピード。驚異的な身体能力。早く日本代表で見たい選手だなあ。ラストワンプレー、ペナルティから京産意地のスクラム攻撃を凌いで逆にターンオーバー、トライを阻止したところは次につながる良いプレーだったと思います。


準決勝のもう一試合は関東学院の完勝でした。もう少し大体大が粘ると思ったんだけど・・・大体大の応援団は相変わらず面白かったです(笑)。


勝戦は想定どおり6年連続で関東学院。勝負を決めるのは毎度のことながらフォワード戦、セットプレー、特にブレイクダウンでの攻防だと思われます。そこでカントーに仕事をさせなければ、良い結果になるのではないでしょうか。あと、飛ばしパスを読まれてインターセプトされないことですね。最後の試合でようやく今シーズンのベストメンバーが見られそう。


さあ、“荒ぶる”まであと一つです。



早稲田55−12京都産業大学


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