連日映画ネタですが、年末に観た犬神家の一族リメイク版。市川昆ワールドは健在でした。
お馴染み特大明朝体のクレジットとバックを流れる大野雄二のテーマソングという、金田一シリーズのお約束が踏襲されてました。この感じがなんとも懐かしくてたまりません。
76年のオリジナル版にかなり忠実に作られているなあ、という印象。さすがに石坂浩二の金田一も歳をとっておりましたが、耽美でゴシックで気味悪〜い演出はオリジナル版と変わらず。やや恋愛ドラマ寄りになっているところが今リメイク版の特徴でしょうか。富司純子も鬼気迫る演技でしたが、やはりオリジナル版の高峰三枝子の方が怖かったなあ。意外に深田恭子がトボけたいい味を出してました。
やはり犬神家といえばスケキヨ(佐清)。もともとキャラ立ちしていて注目度の高いスケキヨでありますが、今回はあのマスクをかなり意図的にシンボル化しているようです。ジェイソン、フレディに引けをとらない日本を代表する不気味キャラですね。スケキヨグッズやスケキヨ・ドットコムなど、すっかり人気者になっているようで。一時流行った“キモカワイイ”っていう感覚なんでしょうかね。思わず携帯ストラップを購入(笑)。
悪魔の手毬唄とか獄門島が観たいなーと思ってTSUTAYAを覗くのですが、石坂浩二の金田一シリーズは常に貸し出し中。仕方ないので小説の方から攻めるか、と八つ墓村
を読み返してます。今年は横溝正史が人生何度か目のマイブームになりそうな予感。
こちらは76年のオリジナル版、コレクターズ・エディションだそうです。
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