いやあ、カッコよかった。東京ドームでのThe Policeのコンサート。再結成を知ったときからず〜っと楽しみにしていたわけで。大げさな話、彼らのライブを生で観ずして死ねん、と、ず〜っと思っていたわけで。
振り返るに、自分の人生の中で洋楽なるものに一番のめり込んでいた時期に、The Policeはバンドとして絶頂期だったわけです。で、当時中学生だった自分は、Synchronicityツアーを観るためになけなしの小遣いを貯めていたわけですが、結局彼らは来日せず。なぜか上海ではツアーをやっただけに、なんで日本に来ないのか当時は恨めしく思ったものです。
しかも、そのままバンドは活動停止。86年に一瞬再結成するものの、“高校教師”（なんて恥ずかしい邦題…）のリメイク版とベストアルバムを出しただけで再び活動停止になり解散。生Policeを観る機会が失われてしまったわけで、オレの青春時代を返せ〜ってな気分だったわけです。まあ、Stingはソロ活動してましたがね。
話をライブに戻すと、“Message in a Bottle”で幕を明けたわけですが、続く“Synchronicity II”あたりまでは、なんかフワッとした立ち上がり、音がズレているというのか、あれれ？ってな違和感。しかし、“Driven To Tears”あたりからエンジンがかかってきたのか、そこからは一気に聴かせてくれました。アンディ・サマーズのギターが冴えてきた印象。怒涛の懐メロオンパレード。
最初から最後まで3人だけでの演奏がこれまたカッコいい。余分なものが一切ない潔さもよかったですが、3人の演奏がとにかく上手い。驚いたのはスチュワート・コープランドのドラムスの切れ味。タイトで凄かった〜。Stingはもちろんボーカルもベースも見事（男から見ても色気のあるカッコよさ！）なわけですが、リズムセクションがしっかりしているので、アンディ・サマーズのギターが引き立ってくるわけです。やっぱ、アンディのギターがないとPoliceじゃないな。あの、なんともいえない旋律に引き込まれていくというのか。シンセ抜きでの“Every Little Thing She Does Is Magic”は鳥肌ものでした。
後半の“Can't Stand Losing You”→“Roxanne”、そしてアンコールの“So Lonely”。もう言うことなし。やはり、初期のアルバム（3枚目迄）の曲の方がライブ映えしますね。名作“Synchronicity”からの曲は、ライブで聴くよりはアルバムで聴く方が良いのかも。どうも、Policeというと、初期のパンク×レゲエ的なサウンドが自分の中に刷り込まれているのかもしれません。
2回目のアンコール“Next To You”に入る前のアンディがお茶目だったなあ（笑）。いや、大満足なライブでした。27年ぶりの結実。しばらくはPoliceがへヴィー・ローテーションになりそうです。
2/13のSet List
Message in a Bottle
Synchronicity II
Walking On The Moon
Voices Inside My Head
When The World Is Running Down
Don't Stand So Close To Me
Driven To Tears
Hole In My Life
Every Little Thing She Does Is Magic
Wrapped Around Your Finger
De Do Do Do De Da Da Da
Invisible Sun
Walking In Your Footsteps
Can't Stand Losing You
Roxanne
King Of Pain
So Lonely
Every Breath You Take
Next To You
2/14のSet List
Message in a Bottle
Synchronicity II
Walking On The Moon
Voices Inside My Head
When The World Is Running Down
Don't Stand So Close To Me
Driven To Tears
Hole In My Life
Every Little Thing She Does Is Magic
Wrapped Around Your Finger
De Do Do Do De Da Da Da
Invisible Sun
Walking In Your Footsteps
Can't Stand Losing You
Roxanne
King Of Pain
So Lonely
Every Breath You Take
Next To You
