赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

阿倍野 明治屋


ずっと攻略目標だった阿倍野筋の明治屋太田和彦氏銘柄、関西屈指の名居酒屋です。周辺は再開発が進んでいますが、この一角だけ時代は昭和。通りは阪堺電車路面電車)がゴトゴトとのどかに走ってます。


クラシカルな引戸を開けると、居酒屋の聖地。目の前にこれまたクラシカルな銅製の燗器が鎮座するカウンターに腰かけて、まずはビールから。2箇所の黒板に書かれた縦書きのメニューがそそります。湯豆腐を注文。シンプルですが、美味い。壁に貼ってあるお酒のメニューも充実していて、どれにしようか悩ましいです。



そして御酒を燗で。一杯370円。先ほどの燗器からあっという間に運ばれてきます。「明治屋」と刻印されているお銚子とお猪口が実にフォトジェニック。甘口の燗酒をゆるゆるとやりながら、うなぎの肝焼きをアテに。あ〜、しみ渡る。ホタルイカの酢味噌も追加。酒の肴に最高です。


見渡すと、1人のお客さんばかり。会社帰りにまず一杯、というサラリーマンもいれば、リタイア組の人?と思しきお客も。OLらしき女性の1人客もいました。皆、旨そうに飲んでます。


ふらっと入って、ゆるゆるっと飲んで食べて1時間弱。実に至福のひと時でした。なんといってもお店と店員と客の3者がかもし出す雰囲気が見事。「日本の居酒屋文化」を体験するには最高の空間であります。「おおきに」っていう店の人の挨拶が実に気持ちよい。帰ったら、武蔵屋を再訪しなくては、っと心に決めて店を後にしました。


◇燗器







明治屋
大阪市阿倍野区阿倍野筋2-5-4
TEL:06-6641-5280


→→→いつもありがとうございます