赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

荒ぶる〜ザ・豊田デー〜


連覇達成。


前半20分過ぎまでは、スクラム劣勢、ラインアウトはクリーンキャッチできず、ラック周辺はツイに抜かれ、しかもキーマン有田シンビン・・・と、東条組決勝戦の悪夢が頭をよぎる展開でしたが、14人になってから流れが変わりましたね。



塚原でラインアウトが修正され、スクラムも押し負けなくなり、何よりブレイクダウンで圧力をかけ始めてからは、ワセダの時間に。前半ロスタイム、最後のワンプレーを豊田の8単でトライ。これが大きかった。正直、PGで良いから点取ってくれ〜って思ってましたが(笑)。ツイがシンビンで14人になったところでの得点。したたかなワセダが戻ってきたなあ、と。試合中にきちんと修正できたのが、2年前との違い。


後半は的確なエリアマネジメントにゲームマネジメント。帝京のキーマンの1人、平原がシンビンで抜けた間にPGと豊田ダメ押しのトライで着実に加点。危なげない試合展開での完勝でした。


勝戦でようやく納得しましたが、このチームは、豊田が大暴れすると勢いづくということ。今日のMVPは間違いなく豊田。去年までの自由奔放というかやんちゃなプレー全開。今シーズン、キャプテンになってからここまで勢いのあるプレーを見るのは初めてかもしれません。2つとも凄いトライでした。劣勢に立つと弱いけど、勢いづくともう止められない、豊田組らしい戦いぶり炸裂。インタビューでも、前代未聞のやんちゃな発言炸裂(苦笑)。


豊田組はこれまでの“ワセダラグビー”の枠を超えたチーム。2敗しての大学日本一はワセダ史上初だし、型破りなキャプテンシーも。学生スポーツ界でも注目度の高いワセダのキャプテンなんだから、“ワセダ”らしい矜持を持ってほしい、と思っちゃうのは、自分がオッサンになったからでしょうか、ねえ(苦笑)。


レギュラーに2年生が多い今年のチームでしたが、やはり決勝戦は4年生が見事にチームを引っ張りました。滝澤・山下・橋本・小峰・長尾の献身的なプレー、前半のピンチを救った塚原。すばらしかったです。


帝京は、下馬評で有利という報道で堅くなったのか。キーマン2人がシンビンだったのも響きましたが、浮き足立つと昨シーズンまでの帝京らしい「不用意な反則」が目立ちました。敗因は、最も調子に乗せてはいけない豊田をノセてしまったことでしょう。後半ラスト5分で見せた怒涛のアタックを最初から積極的にやっていたらどうだったんだろう。


来期は3連覇がかかりますが、東海・帝京は来年も強そうですし、明治・関東・慶應も巻き返してくるでしょう。今年以上に厳しいシーズンになりそうですね。中竹監督(たぶん、留任するはずですが)の手腕に期待したいと思います。


ということで、つらつら書いていたら長文になってしまいましたが、日本一はファンとしては嬉しいかぎり。本当におめでとうございます。


早稲田20-10帝京


◇焦点のブレイクダウン



◇田邊のPG


◇先制トライ、前半ロスタイムのスクラム


ノーサイド



◇“名将”中竹監督


◇荒ぶる斉唱



◇最初から最後まで大暴れでしたね


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