日本一深い内湯という白猿の湯であまりにも有名。古い木造の建物3階建ての建物からして風情ありまくり。
さっそく温泉巡り。内湯5、露天2箇所という贅沢なラインナップ。
まずは湯治部の一番奥にある河鹿の湯へ。無色無臭なお湯がドボドボと浴槽に注がれてます。タイル作りで昔懐かしい銭湯のよう。しかし、外から丸見えですな(笑)。熱めのお湯でお湯がパワフル。ちょっと入っているだけで、ぐわっと体に温泉が効いてくる感じ。
そして、看板の白猿の湯。扉を開くとすぐ階段で、はるか下にかの有名な浴槽が。深さ1.25mということで、立って入るという珍しい温泉。上を見上げると、高い吹き抜けになっていて、薄暗い空間が妙に寛げます。これは温泉文化の集大成ですね。結局チェックアウトまでこの湯に3回も入っちゃいました。夜中と朝イチは完全貸切状態。本当、名湯です!
◇白猿の湯 (出典:藤三旅館HPより 撮影禁止に付き拝借しました)
次に桂の湯。内湯と露天のセット。川を眺めながらの露天は、眺めがよし。内湯はここの温泉の中で一番温め。長風呂するならココですね。ここも、ずっと貸切状態。
本館の方にある銀(しろがね)の湯。こちらは、新しいお風呂のようで、夕方の時間帯は貸切になるようです。隣にある白糸の湯は時間切れでさすがに入れませんでした・・・
夕食は、出ました!前沢牛のしゃぶしゃぶ!!!柔らかくて美味杉!!!風呂上りの前沢牛、たまりませんなあ。
◇前沢牛
料理もかなりのボリュームで満足度高いです。一品一品が凝った作り。宿泊した部屋の対面にある部屋を個室使用で。娘っこがいるので、気を遣わず楽チン。
老舗の温泉宿ですが、ちゃんとマーケティングしてますねえ。良質な温泉という最大のコンテンツだけでなく、古いけどキレイに清掃された館内といい、料理といい、ネットで簡単にできる予約システムといい、従業員の対応といい、非常にイイ仕事してます。「温泉文化体験装置」として実に秀逸。コストパーも良いので、リピーターが多いのも納得かな。
湯治部の方も覗いてみましたが、これまた合宿を思い出す懐かしい作りの部屋でした。今度行くときは、湯治部に宿泊しようかな。
鉛温泉 藤三旅館
花巻市鉛字中平75-1
TEL:0198-25-2311(代表)
0198-25-2901(湯治部 直通)