今シーズン初のワセダラグビー観戦。早田組前半のヤマ場、帝京戦。
夕方からオールブラックス対ワラビーズの試合が国立競技場であるということもあるのか、結構な混雑ぶり。
さて、試合の方ですが、あわや昨年の再現か、というのが一瞬頭をよぎるような、80分間を通じて実に微妙な展開に終始。
意図がよくわからないキックの応酬、アタックは帝京ディフェンスを崩しきれず、ことごとく孤立してターンオーバー連発、二人目、三人目の寄りが遅すぎるのか、ブレイクダウンが劣勢。攻めてもトライを取れそうな予感ゼロ。実にリズム悪し。
まあ、帝京もディフェンスはしっかりしているものの、アタックはまったく怖さなし。お互いさまといえばそうですが。
どうにも目立ったのが10番。昨年からプレーぶりがどうもねえ。ペナルティのキックはことごとくノータッチだし、意表を突いたパスは微妙につながらず、自ら勝負に出てもターンオーバーされるか、ノックオン・・・そのポテンシャルの高さから、期待しているだけに、余計に厳しい目で観てしまいます。
しかし、後半32分のペナルティで、まさかのスクラム選択・・・なんでやねん???案の定トライを取れずに、場内は唖然。「ご乱心」としか思えない判断の悪さ。さすがにその後のペナルティではきっちりPGを選択しましたが、トライを取れないなら取れないなりの戦い方があるのでは?「試合巧者ワセダ」はいったいどこへ???
負けなかったことだけが最大の収穫ですが、早慶戦に向けてかな〜り不安ですねえ。慶明戦での完勝を観る限り、慶応のソツのない安定した戦いぶりはかなり不気味。3週間での”explosion"を切に望みます。頼むわ、早田組。
早稲田6−3帝京