金沢を後に、東海北陸自動車道で白川郷を越え、さらに全長11kmのトンネルを通過、高山を抜けて、福地(ふくじ)温泉へ。この一帯は奥飛騨温泉郷と呼ばれ、他にも平湯・新平湯・新穂高・栃尾温泉と名湯揃いのエリア。福地温泉は、どことなく日本の原風景という印象の、懐かしい気分になる鄙びた温泉。
13軒ある宿のひとつ、宝福屋(ほうふくや)に宿泊。部屋数は7つしかない、家庭的な宿です。平日だったこともあり、その日の宿泊客は我々のみ。
ということは、お風呂は内湯も露天風呂も貸し切り状態!!!チェックアウトするまですべて家族風呂状態で、贅沢な気分を満喫しました。
ここのお風呂は、内湯と露天風呂が2つ。どの浴槽にも、源泉かけ流しのお湯が絶え間なくこんこんと注ぎ込まれてます。無色無臭のお湯は、オーソドックスですが、じんわりと柔らかい。金沢とは違って明らかに外は寒いので、じわっと温まります。のんびりお湯につかってポカポカ。
露天風呂は、家族用の貸し切り風呂の宝の湯と、男女別に分かれている福の湯。どちらも岩風呂でした。朝靄(もや)の中、冷たい冷気を感じながら入る露天風呂は格別。結局、家族3人貸し切りで、全部のお風呂を制覇。旅は平日にするに限る。
お風呂で温まった後の夕食は、もちろん飛騨牛!
飛騨牛のタタキと朴葉味噌焼きに舌鼓。飛騨の郷土料理を満喫。
◇飛騨牛タタキ
娘っこは、ニジマスの朴葉包み焼きにかぶりついてました。
◇ニジマスの朴葉包み焼き
◇飛騨牛朴葉味噌焼
能登の海の幸とはうってかわって山の幸。キノコや山菜が美味い。なんといっても、朴葉味噌が絶品。これをちびちび舐めながら熱燗。至福のひとときです。
夜は疲れていたせいか、22時頃には家族そろって撃沈。早寝早起きの健康的な生活だな。
翌日は、再び白川郷へ。福地温泉は、のどかで癒されますねえ。郷愁感と鄙び系の温泉が好きな人におススメです。
お宿 宝福屋 (ほうふくや)
高山市奥飛騨温泉郷福地温泉
TEL:0578−89−2509