ラグビー大学選手権1回戦。目まぐるしくチャンネルを変えながらのスカパー観戦。
◇早稲田38−0立命館
順当に勝ってほしいところだが、ワセダは終始アタックの精度が低く、点差ほどの実力差が感じられないふにゃっとした試合でした。
立命館の出足の鋭いディフェンスに、ライン攻撃を寸断されることが多く、早明戦からの進化があまり伺えず。ミス続出でトライに結びつかない展開が多い。後半は立命館に攻め込まれることも多く、トライをとられそうな雰囲気はないものの、ペースを掴めないまま時間だけが過ぎていく。インゴールでダウンボールできずにトライにならないとか、ちょっと酷すぎ。
怪我人続出でベストメンバーがなかなか組めないところがツライですねえ。CTBに宮澤が戻ってきたことと、フラフラしながらも完封したところが収穫か。
2回戦の相手は帝京。フォワード戦をどう凌ぐか。出場メンバー次第では、相当厳しい戦いになりそうです。この逆境をなんとか乗り越えてほしい。
◇帝京17−17関東学院
期待を裏切らない熱戦。最後の最後に帝京が追いついてトライ数差でかろうじて2回戦進出を決めた。勝負どころでのミス続出(PG選択せずでトライ取れず、とか、PG選択してPG失敗とか)や、2人もシンビンといい、ゲームコントロールの面で隙が多いところが帝京の弱点か。
一方の関東。ラックの球出しに時間がかかった前半は、攻めてもペースを掴めなかったが、ここぞというところでの集中力はさすが関東。勢いに乗ると一気にトライを取りきる能力の高さは、関東のDNAを感じました。ロスタイムにトライを取られてしまったのが惜しかったと言うべきか。2年連続1回戦で姿を消すのが不思議なチームです。元監督がやたら中継に映っているのは余計。
◇東海29−22筑波
筑波が大善戦。前半の点差を見たら、これは東海の圧勝かと思いきや、後半20分過ぎからの筑波怒涛の攻撃は想定外。同時にオンエアしてた早稲田対立命館戦とザッピングしながら観てましたが、早稲田の試合よりも面白かった。
筑波のアタックはなかなか魅力的。チームの完成度からすると、早稲田以上かも、と思わせる出来。しつこいディフェンスも最後まで切れなかったし。最後の最後に耐え切れずフォワードが反則をしてしまったのがもったいなかったですね。冷静に行けば守りきれたような気もしましたが。まあ、東海が途中油断したのが接戦になった原因だったのでは?
秩父宮は2試合とも好ゲームだっただけに、生観戦したかったかも。
同志社は関西学院に負けて1回戦敗退。明治対拓大もタイトな試合だったようだし、慶応は完勝とはいえ福岡大に失トライ3。今年の選手権は、例年以上に実力拮抗のようです。