B食紀行

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

大学ラグビー選手権決勝雑感


昨日の大学選手権決勝。TV観戦で済ませようと思ったのですが、天気も良かったので、今シーズン、学生同士最後の試合だし、チケットを手配してしまった手前、観戦してきました(笑)。


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帝京が優位に試合を進めるんだろうという予想が覆される接戦。フォワード、特にセットプレーとブレイクダウンで東海がきっちりと対応してきたのが接戦を演出した要因か。


試合の半分以上は東海ペース。ただし、22メートル内側に入ってからの仕留めがなかなかできない。帝京のディフェンスの固さはさすが。僅差ではありますが、この差が勝敗を分けた印象。


ブレイクダウンでのボール争奪戦の激しさは見応えありました。マイケル・リーチの強靭かつしなやかな動きは特筆モノ。次回ワールドカップの中心選手になるであろう逸材。


後半20分までは東海ペースだったのですが、PGを2本入れて6点差つけてからの戦い方が、結果的に敗因につながったか。風上だったので、敵陣深く攻めるエリア・マネジメントに徹すれば安全圏だったのに、不用意なライン攻撃からパスミスを起こし、帝京フォワードに絡まれてたまらず反則。これが命取りに。敵陣深く入るとラインアウト→モールに絶対の自信を持つ帝京が、ワンチャンスを見事にトライにつなげ、コンバージョンも決まって逆転。フランカー吉田のトライ(ワセダ戦でも目の当たりにしましたが・・・)はイヤラしいぐらいに圧巻でした。


東海のボールを動かす攻撃とオフロードパスを織り交ぜた展開は、観ていて面白い反面、ミスが命取りになるリスクもあるわけで、それが裏目に出てしまいましたね。


残り1分で帝京のペナルティ。位置がやや深かったがあそこはPGという選択肢はなかったのか?外しても東海にまだワンチャンスあったのではないか。たらればですが。


最後のゴール前5メートルの攻防は見応え十分。帝京が何とかしのいでノーサイド、初優勝。1点差という結果もそうですが、非常に白熱した試合でした。ワセダにとっては、年末の敗戦がこういう結果になったということですね。


来シーズンも、帝京、東海は主力がまだまだ下級生なので強いかと。特に、東海はフォワード、バックス共にバランスが取れているということと、この敗戦の悔しさで、かなり強いチームになる予感がします。


さて、ワセダに一言。


帝京や関東学院(昔だったら明治)のような、自分達よりも大きくて重い強力フォワードの相手に対し、どうやって勝つのか。勝つための戦略を突き詰め、戦術に落とし込んで勝負にきっちり勝つのが「ワセダのDNA」だったはず。今シーズンは、そこが最後まで見えなかった、というか、希薄化してしまったと思います。


10年前、20年前と違って、選手層は高校日本代表クラスがキラ星のように集まっている「巨大戦力」なんだから、なおのこと勝たなければダメでしょう。来シーズンも、東福岡の主将をはじめ才能あふれる選手が多数入部してくるわけなのですから、「抽象的なキーワード」ばかりが先行するのではなく、「地に足の着いた」戦略を持ち、きっちりと戦術に落とし込めるチーム作りを指導陣には期待したいと思います。


帝京14−13東海


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