赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

AC/DCのライブに行ってきた。


AC/DCのライブに行ってきました。場所はさいたまスーパーアリーナ


9年ぶりの来日ということですが、実は今回が人生初のAC/DC体験。メンバーもかなり高齢ということもあり、偉大なるロックンロールバンドが果たしてどんなパフォーマンスを魅せてくれるのか、実は半信半疑なところもありました。



到着してまず驚いたのが、グッズ売り場にありえないぐらいの長蛇の列。。。今までいろいろライブに行ってますが、ここまでの行列は見たことないかも。ストーンズ来日時の初日を軽〜く越えてます。公演数が少ない、かつ初日ってこともあるんでしょうが、やはりアイコンとしての完成度の高さでしょうね。AC/DCロゴは、万国共通でカッコいいもんなあ。


さて、ライブ。結構遅れて開始かと思いきや、定刻ちょっと過ぎにスタート。意外と規則正しい(笑)。オープニング《Rock 'N Roll Train》演奏前のアニメ。よく出来てる。茶目っ気たっぷり。こーいうところがAC/DCの奥の深さというか、アンガスのキャラクターの強さというか。



そして花火がドッカンドッカン上がり、いきなり怒涛のロックンロールショーがスタート。事前の不安が杞憂に終わる素晴しいパフォーマンス。ブライアン・ジョンソンのあの金切り声。強い、太い!



◇ブライアン・ジョンソン


3曲目の《Back In Black》からエンジンがかかってきました(個人的に好きな曲なんで)。強烈なリフとグルーヴ感。アンガスのギターも冴え渡る。もう、何も言うことありません。


後は、ひたすらタイトでブギーなロックンロールショー。これでもか、というぐらい、強烈なリフ、リフ、リフの繰り返し。「偉大なるマンネリズム」もここまで完成度が高いと、芸術だ。


「懐メロ」状態で再結成する往年のバンドも多いですが、彼らはフツーに現在進行形の「現役」。懐古ではなく、「今」。間違いなく、世界最高峰のロックバンドでしょう。《Shoot To Thrill》のタイトな演奏は鳥肌モノでした。


もちろん、茶目っ気あるお約束のパフォーマンスも満載。《The Jack》ではアンガスのストリップ。《Hells Bells》では鐘を打ち鳴らすし、《Whole Lotta Rosie》では、あのロージー人形が機関車の上をまたがってました(笑)。



◇Hells Bells



◇ロージー


体育会系ストイックさと、おバカな茶目っ気がうまく混在しているところが、AC/DCならではの魅力かと。高校生っぽいっていうか。



◇アンガス・ヤング


そして、バンドの“シンボル”アンガス・ヤング。最後まで観客の視線を引きつけまくり。とにかくものすごい運動量。お約束のギター・パフォーマンスにはシビれました。どう考えても、他のメンバーの10倍は動いているんじゃないでしょうか。ひとつところに留まってないし。とても55歳とは思えん。髪が薄くなっているのはご愛嬌ですかね。温水さんというのか、江頭というか(笑)。なんだか、人間というより、別の生き物を見ているようです(笑)。



ブライアンとアンガスと対照的なのが、バックを固める3人。兄マルコム・ヤングとクリフ・ウイリアムズは完全にサポートに廻っているっていうか、演奏に専念していてほとんど定位置から動かない。コーラスの時にちょっと前に出てくるだけだし(笑)。


あっという間にアンコールになり、名曲《Highway To Hell》、そしてラストの《For Those About To Rock (We Salute You)》でドッカンドッカン大砲炸裂で、2時間のライブ終了。最後はあっさりステージ奥へ去っていくあたり、ちょっと名残惜しいんですけど。

いつの間にか体がタテノリになって揺れていた2時間。あー、楽しかった。


今回驚いたのが、客層の幅広さ。全盛期をリアルタイムで聴いていた30代後半以上の人も多かったですが、意外にも結構若いお客さんが多い。女性客もそれなりにいたし。老若男女を惹きつけるパワーがあるんだなあ。


帰りには、もちろんTシャツと、お約束の光る角を買って帰りました。



◇戦利品


AC/DCを初めて聴いたのが中学生の時。かれこれ20年以上も前のことですが、いつ聴いても色褪せない。最初聴いた時にはなんじゃこりゃあ?ってな印象だったんですが、ある程度おっさんになった今、彼らの魅力がわかるようになってきた気がします。


しばらくは、自分の中でAC/DC祭りが続く予感。


以下、セットリスト。邦題が笑えますが。

1. Rock N' Roll Train /暴走/列車
2. Hell Ain't a Bad Place To Be /地獄は楽しい所だぜ
3. Back In Black/バック・イン・ブラック
4. Big Jack/爆弾ジャック
5. Dirty Deeds Done Dirt Cheap/悪事と地獄
6. Shot Down In Flames/ショット・ダウン
7. Thunderstruck/サンダーストラック
8. Black Ice /悪魔の氷
9. The Jack /ジャック
10. Hells Bells / 地獄の鐘の音
11. Shoot to Thrill/スリルに一撃
12. War Machine/戦闘マシーン
13. High Voltage /ハイ・ヴォルテージ
14. You Shook Me All Night Long / 狂った夜
15. T.N.T. / T.N.T.
16. Whole Lotta Rosie /ホール・ロッタ・ロジー
17. Let There Be Rock/ロック魂

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Encore
18. Highway To Hell/地獄のハイウェイ
19. For Those About To Rock (We Salute You) /悪魔の招待状


Live at Donington (Ac3 Dol Dig Mul) [DVD] [Import]
◇1991年、全盛期のライブ。生で観たかった〜





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