「負けに不思議の負けなし」と言うが、もったいない敗戦。一発勝負の怖さが出ましたね。
・正面のイージーなPGを外し、精度を欠くプレースキック
・勝負所で不用意な反則を犯すディシプリンのなさ
・肝心なところでミスするラインアウト、セットプレーの精度
・大外をあっさりと抜かれる中途半端なディフェンス
・自陣から無理して回すリスキーなエリアマネジメント
特に同点に追いついてからまさかのシンビン。しかも要のSH。あまりに不用意すぎる。要は自滅。これが敗因でしょうね。残り10分を切ってからも関東のミスに付け込めず万事休す。
結局、山下組は「発展途上」のまま終戦を迎えてしまった気がします。勢いに乗ればポテンシャルの高さを感じさせるチームだっただけに、残念すぎる。
最近のワセダは、能力ある選手の個人プレーに依存していて、チームとしての“芯”が今ひとつ弱い気がして歯がゆい。レギュラーメンバーのほとんどが才能溢れるプレーヤーで占めているにもかかわらず、勝ちきれない。原因はチーム作り、指導体制にあるんでしょうか。
ワセダラグビーに魅了されて25年近くになりますが、ワセダのDNAである「試合巧者のワセダ」「劣性でも最後は結果を出すワセダ」を取り戻してほしい。
個人プレー中心ではなく、きっちりとした組織プレーで戦う堅実なチームに!今年のワールドカップで言うと、アイルランドやウェールズのようなひたむきな戦い方が参考になるんじゃないでしょうか。
しかし、正月にワセダラグビーが見られないのは、ただただ残念。
早稲田26−28関東学院