すっかり秋らしくなってきて。いよいよラグビーシーズン。
久しぶりに秩父宮ラグビー場へ。ブログの方も久々にアカクロネタ。今シーズン初観戦です。
微妙な空模様でしたが、試合開始から小雨が…バックスタンドなので慌てて雨合羽を羽織って観戦。
今年の筑波は、昨年に続き充実した戦力。さて、今シーズンのワセダの出来を占う対抗戦最初のヤマ。
前半はお互いにがっぷり四つ。互いにあと少しのところでゴールラインを割ることができず、0-0というロースコア。
後半1トライ返して逆転してからも一進一退の攻防。20分過ぎからチャンスがあるんですが、ミスが多くてトライできず。
残り7分というところからエリアマネジメントに失敗して自陣に。ここで痛恨のトライを献上し、そこからディフェンスが崩壊。5分で3トライ取られてノーサイド。
トライを取られた5分間は皮肉にも雨足が強くなり、ワセダをあざ笑うかのようでした。
今日の試合を見る限り、フォワード(スクラム)は去年よりはしっかりしているかな、と。
ただし、筑波と比べるとブレイクダウンの寄りが若干遅いために、ボールキャリアが孤立気味でなかなか生きたボールが出てこない。それと、バックスのパスの精度が今一つ。崩し切れていないのに無理して横展開するからずらせずにタックラーの餌食になってしまうパターンが多くみられました。
ラインアウトの精度が去年の大学選手権関東学院戦を見ているよう。清宮監督退任以降、年々精度が悪くなっている気がします。逆に筑波はラインアウトが終始安定。勝負所でのセットプレーの質が明暗を分けた気が。
組織プレーはまだまだこれから精度を上げていくんでしょうが、このままだと帝京と明治相手には苦しい気がします。仕留める場面では、組織プレーでボールを大事につなぐラグビーをしてほしいなあ。時間帯でのエリアマネジメントも。
アカクロフリークとしては、9番を見る目がついつい厳しくなってしまうんですが、もう少し淡々とすばやくパスしてほしいなあ。接点で圧力を受けているせいなのかもしれませんが、球出しのリズムがワンテンポ遅いので、10番とのコンビネーションが微妙にずれている気がしました。
そんな中でも7番のボールに対する嗅覚は相変わらずスゴイね。8番の1年生も期待が持てそう。
一方の筑波、本来ワセダがやらなくてはならないしつこくつないで崩していくプレーが随所に出てました。良いチームになりましたね。2番と14番の兄弟がやはりキーマンだな。
大学選手権まではまだ時間があります。上田組は地味でもいいからひたむきで、最後まであきらめない、しつこいディフェンスのラグビーを魅せてほしいと思います。
早稲田7-26筑波