早いもので今シーズンも恒例の早慶戦。
しかし、朝から真冬のような寒さと降りやまない雨…
早慶戦で雨というのは、これまでの20回以上の観戦歴でも記憶にありません。
99年小森組の早慶戦はエラく寒かったことを思い出しますが、あの時も雨にはならなかったよな。あの試合は前半はよかったものの後半失速して逆転負け。この年は慶應が歓喜の大学日本一でしたね。
主将とバックスキーマンの布巻がケガでベンチに入ってません。怪我人続出は選手権に向けて暗雲ですな。
さて、雨のせいもあるのか両チーム共にミスが目立つ試合。ワセダも今シーズンを象徴するように、仕留めのところでミスのオンパレード。
先制トライは取ったものの、いかにもアカンやろっという危険な山なりパスをあっさりインターセプトされて失トライ。今シーズンはインターセプトでの失点が目立ちますわ。
後半も、せっかくトライして逆転したものの、その後のエリアマネジメントが悪く辛抱する時間が続きますが、12番のタックルから慶應がミスして14番の独走トライで勝負あり。
まあ、試合内容自体はあまりよろしくありませんが、早慶戦は勝つことが大事なので。
後半失点ゼロに抑えたのは、早明戦に向けて明るい材料かと。
今シーズンはどうもバックスの仕留め力が弱い気が否めません。横に流れてゲインできない展開が多い気がしますね。両ウイングは快速なんですが、良い形でウイングにパスが回らないなあ。これも、9番のパス回しのテンポに起因しているとは思いますが…
スクラムとモールを見る限り、フォワードが去年よりも安定しているので、つまらなくても良いからフォワードゴリゴリのモールラグビーに切り替えた方が得点力が増すんじゃないかと思いました。6番を筆頭に第3列は動きも良いですし。
素人の勝手な見立てですが、地味でもよいからもっとフォワードに拘ったラグビーの方が相手が嫌がるんじゃないでしょうか。
明るい材料といえば、スタンドでお見かけした藤田選手が階段を駆け上がって駆け下りていたところ!よかった、走れるようになったんですね。来シーズンの完全復活を期待しております。
来週の早明戦はシンドイ試合になるかと思いますが、選手権に向けて「勝てる」ラグビーを展開してほしいと思います。
早稲田31-10慶應