赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

年末年始に読んだ本

長恨歌―不夜城 完結編/馳 星周 不夜城第3巻。完結編。 お家芸のドロドロ感×疾走感は健在だが、前2作に比べると明らかにイマイチ。 前作で完結していた方が良かったかも。ラストシーンがかなり無理やりだ。 「死」で終わらせないと完結しないのだろうか? も…

「西南シルクロードは密林に消える」

あと、これも前から買おうと思っていた本。 なかなか在庫がなかったが、池袋のジュンク堂には一冊在庫あり。 以前著者のミャンマー国境でのアヘン栽培ルポを読んだが、非常に希少な話で 面白かった。今度も期待大。 西南シルクロードは密林に消える 作者:高…

「ガラスの仮面」

その後、書店をブラブラしていたら、「ガラスの仮面42巻」を発見。即買い。 いやいや、5〜6年ぶりぐらいの新刊じゃないかな。 話の方は、時流を反映してか、ケータイメールとかがバンバン出てくるのが ちょっと笑える。 自分が小学生の頃から続いている大…

「つげ義春の温泉」

最近、妙につげ義春がマイブーム。 彼の温泉に関する漫画、写真、エッセイを集めたのが この本。 特に新しい話は入っていないのだが、 昭和40年代〜50年代の頃の秘湯の写真は 懐かしい日本の原風景を見ているようだ。 今秘湯として有名どころを、作者は30年…

理由

最近映画化されたということで、飛行機の中で 読もうかな、と思って買った文庫本。 すっかり忘れていたが、読み始めたら一気に読めた。 宮部みゆきの本を読むの初めて。 ミステリーというよりは、殺人事件を振り返るドキュメンタリー。 読みやすいのだが、関…

「スローキャリア」

キャリア論の第一人者の最新作。 以前、作者が講師をされていた研修を受けて、非常に感銘を受けたが、 基本的な考え方は共通している。 「幸せなサラリーマン人生」を送るための示唆に富んでおり、 勇気付けられる。 常に問題意識を持ち、仮説→検証のサイク…

「日本のはしっこへ行ってみた」

JALの機内誌で紹介されていたのだが、タイトルに惹かれて読んでみた。 日本中のかなりマニアックなところを旅したエッセイ。 自分は「はしっこ好き」であることを実感。ある意味非常に共感できる。 北海道の北・南・東のすべての岬は制覇したし、最近は日本…

北海道スープカレー読本

先日札幌で購入した、スープカレーの第一人者による本格ガイドブック。 これまでも薄いガイドは何冊か出ていたが、これが一番詳しいかも。 ただし、掲載店舗はやや少なめ。 サボイとか載っていないし。 お店評価も客観的視点からの評価がなされており、非常…

抱擁力?

朝のワイドショーで、ある会社の元社長が強制わいせつ容疑で 逮捕された報道をやっていた。 その中で笑えたのが、逮捕された元社長の共著本について。 タイトルは「抱擁力」。 しかも、サブタイトルは 「なぜあの人には「初対面のキス」を許すのか」 だって…

沖縄・離島情報

事前に購入していたガイド本。こちらの方も、いわゆる有名どころのガイド本に 比べて情報は充実している。 ただし、波照間に関しては2ページしかないが・・・ 出版社は「林檎プロモーション」という会社。 沖縄本なのになぜか山梨県の会社というのが謎である…

やえやまGUIDE BOOK

日本最南端の出版社・南山舎の本。 川平ファームで見つけて、即買い。 現地の情報が非常に詳しく、細かいところまできちんと網羅されている。 川平ファームの奥さんによると、一軒一軒きちんと訪問して取材しているとか。 「某○○ぶ」とかだと、電話取材だけ…

「沖縄上手な旅ごはん」

グルメライターさとなお氏の沖縄グルメ本。 今回の旅行で徹底的に活用させていただいた。 沖縄グルメを楽しむ際には必須。 でも、T君によると、この本のおかげで掲載店は予約が取りにくくなったとのこと。 あまり知られてしまうのも考えモノか。でもリコメン…

反社会学講座

出張中に読んだ本。 紋切り型の社会常識とか通念に対して、データを駆使して徹底的に批判するという内容であるが、立論の仕方とあらゆるデータを駆使して検証していく点は、すごく参考になるかも。 とにかくシニカルでユーモア溢れる語り口が絶妙で、思わず…

都道府県別ヒット商品の法則

エリアマーケティング本。地域ごとの県民性について言及されていて雑学としては面白いのだが、情報が定性的すぎて、量的裏付けに乏しいのが残念。 都道府県別ヒット商品の法則... 作者: 矢野新一 出版社/メーカー: 青春出版社 発売日: 2004/05 メディア: 単…

The Essential Disc Guide 2004

snoozerという音楽雑誌の増刊号。 「あなたのライフを変えるかもしれない300枚のレコード」という サブタイトルに惹かれて衝動買い。 有名なものからマニアックなものまでテンコ盛りのガイドのようだ。 解説の方は結構面白かったり、ピンと来なかったり。 暇…

デザインのデザイン

デザイナー原研哉の本。本の装丁がお洒落だな、ということで買ってみたのだが、 非常に深い本である。 「デザインとは、物事の本質を鋭く洞察し、最適な情報の形をデザインし、 最適なメディアを活用して社会に発信していくこと」という筆者の考え方は、 ま…

ナンシー関の記憶スケッチアカデミー

嫁さんがゲラゲラ笑っているのに惹かれて読んだ故・ナンシー関の本。 ものすごく笑える。 電車の中で読むと、アブナイ人になること間違いなし! 絵のお題が与えられ、記憶のみによってその絵を描いて応募したものを、ナンシー関が品評する、というもの。 カ…

こんな所までヨン様!

通販生活の表紙だが、これは笑える。 ヨン様グッズまで通販されているらしい。 「お宅の亭主、ヨン様に変わる。」ということで、 ヨン様三点セットが絶賛発売中。 「冬ソナカツラ」が¥13,440、「変身メガネ」が¥26,250、「変身マフラー」が¥5,145だそうで…

Departure&Mind the Gap

「Departure」と「Mind the Gap」という本を買った。 「Departure」は、世界のフライト系のタグやチケット、時刻表などのグッズを、 「Mind the Gap」は、同じく世界の鉄道のチケットや案内板などのグッズがそれぞれ写真集?になっており、共に、Gliph.とい…

おい、ブッシュ、世界を返せ!

マイケル・ムーア本。映画「華氏911」の原作的な位置づけ。 ムーア流ブラックユーモアが前面に出ているが、ちゃんと根拠となるファクトが入っており(ものすごい注の数々!)、ブッシュ再選阻止のためのエグゼキューションが提案されていたり、と、読み応…

負け犬の遠吠え

嫁さんに教えてもらい、最近テレビ番組で人気になっていたり、と話題になっている「負け犬」を読んでみた。 「負け犬」とは、30代・未婚・仕事をしている女性のことを定義している。 作者は、元広告代理店勤務だったようで、キーワードの使い方や分析の視…

元阪神

ミスタータイガースあるいは、主力選手として期待されながら、悲運のトレードや引退を余儀なくされたタイガースの選手を取材したドキュメンタリー。 昨年の優勝で、妙にうかれたタイガース本が溢れかえっている中、これは正統派のタイガース本である。 マイ…

なぜ安アパートに住んでポルシェに乗るのか

本屋でタイトルが気になって購入したものだが、感想としては、それほど発見のある話ではなかった。 消費行動のアンバランスについて論じている視点は興味深かったが、結論がよくわかないのが残念。 アマゾンの書評でも指摘されていたが、英語を入れた4重標記…

「株はあと2年で辞めなさい」

「修羅場のマネー哲学」に続いて読んだ。作者・木戸次郎氏によるとあと2〜3年は株価は上がるそうだが、2008年には、団塊世代の一世リタイアによる年金問題勃発、円の競争力ダウン・・・、株価暴落というシナリオになるらしい。 巷に氾濫する株で儲けましょう…

修羅場のマネー哲学

よく日経新聞の広告欄で取り上げられているので、読んで見た。 株で大損して1億5千万の借金を背負った作者・木戸次郎氏が9年間で借金を完済する話だが、 作者のバブル時の豪遊ぶりはともかく、彼の投資に対する哲学にはすさまじい気迫を感じた。一生活者…

マネーボール

最近読んだ本。主人公はオークランド・アスレチックスのGMビリー・ビーン。 貧乏球団なのに、なぜ毎年ディビジョンシリーズに進出できる常勝チームなのか、その舞台裏が語られている。 驚いたのは、高額年棒の選手を取らなくても勝てるチームを作れるという…

幻夜

二日連続で本について。東野圭吾の「幻夜」を読んだ。「白夜行」に続く第二弾。 阪神大震災後の男女二人の話。「白夜行」との関連は全くないのだが、設定は前作と全く同じ。冷酷な悪女(美人)とそれに翻弄される男、そして女を執拗に追いつづける刑事の話。…

大どろぼうホッツェンプロッツ

祖母の二回忌の帰りに実家に寄って、子供の頃夢中になって読んだ本「大どろぼうホッツェンプロッツ」三部作を発見。ドイツの童話。 小学生の頃本当に好きな話だった。作者はオトフリート・プロイスラー。ホッツェンプロッツと戦う少年カスパールに自分を重ね…

IWGP(池袋ウエストゲートパーク)

「池袋ウエストゲートパーク(以下IWGP)第4巻−電子の星−」を読んだ。 今や直木賞作家で時の人石田衣良のライフワーク的な作品。 相変わらず今の時代ならではのスピード感というか、ヒリヒリする疾走感が心地良い。 テーマも、上野のギャング団初代キン…

最近読んだ本

年末から正月にかけて読んだ本を忘れないうちに記録。 「ケータイを持ったサル―「人間らしさ」の崩壊」 「モンスター」1〜18巻 「ハロー張りネズミ」1〜3、7・8・10巻 「名古屋学」 「ケータイを持ったサル―「人間らしさ」の崩壊」は京都大学でサルを研究し…