赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

華氏911

マイケル・ムーア監督の「華氏911」を観に行った。
一言で言うと非常に面白かったが、観終った後は深く考えさせられる作品。
とにかくムーア流のブラックユーモアのスパイス炸裂しまくり。ただし、本質的には、ブッシュ一派による「世界征服」に対する批判ということか。
大学時代に勉強していた南北問題−資本主義国家による「『内発的発展』を無視する合理的な経済的侵略・搾取」−が、手がつけられないほど悪化してきたのが、この4年だったのかな、と思った。
秋のアメリカ大統領選挙が、この作品の影響でどうなっていくのか、非常に興味深い。
ブルース・スプリングスティーンも、反ブッシュのコンサートを開くようだし。
政治的なことをとやかく言うつもりはないが、アメリカの某大統領に言いたいことは、
 ・よその国に必要以上に干渉するのはNG(イラク民主化って、イラク国民の問題じゃないの?)
 ・自分の行動を何でも正当化しようとするのはNG(結局、最後の目的は自分の利益じゃないの?)
 ・自己主張ばかりでなく、少しは相手の立場を考えて行動すべし(テロ撲滅といいながら、先制攻撃するのって許されるのか?)
なんか、人として当たり前のことのような気が・・・
国際社会で共存していくってそういうことなんじゃないの?