最近、挫折気味でなかなか最終回まで続かないドラマ鑑賞であるが、今クールは「緊急病棟24時」が面白い。日本版「ER」。今回のテーマは、東京大地震。中越地震の直後かつ阪神大震災後10年というタイミングであるということ、そして何よりも役者の演技が上手いのでリアリティがあり、能動的に見ようという気にさせる点が続いている理由か。
役者では香川照之がイイ味出している。今回は、演出面で「24」の手法を意識的に真似ているのだろうが、ドキュメンタリー色を強めている点も、スピード感や緊迫感があって面白いのかもしれない。
江口洋介は「白い巨塔」以降、医者役が定番化。昔の「長屋のあんちゃん系」から「凄腕ドクター系」へとブランドイメージ変換に成功したようである。今回のドラマで気になるのは大泉洋とMEGUMIかな。両者ともにドラマの中の三枚目というかアクセント役。看護婦役のMEGUMIは「制服系の役」がハマる。コスプレ系女優としてのポジションが磐石になっているような?