赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

“天使はブルースを歌う”散歩 その2

夕方、散歩がてらようやく行ってきました。根岸外国人墓地山手駅近くにひっそりとありました。当然?のこと墓地内には誰もおらず、入り口からスロープを登っていくと、正面に例の慰霊碑が。「天使はブルースを歌う」の表紙の通り、ブロンズの天使の羽根がひっそりと佇む。これが“丘の上のエンジェル”だ。



しばし本のストーリーを思い出しながら墓地内を散策。階段を上がると、仲尾台中学の真下の崖になっているあたりに「関係者以外立ち入り禁止」のエリアが。その先は、小さな墓標がいくつか見られる。おそらく、このあたりがGIベイビー、戦後の混乱期に生まれた嬰児達の遺体が葬られたところではないだろうか?うまく言えないが、決して表には出てこない、悲しい歴史を垣間見たようで切ない。詳しくは「戦後横浜 華やかな闇」をご参照を。




それにしても、石川町が最寄の「山手外国人墓地」、山手が最寄の「根岸外国人墓地」と、根岸線の駅名ってずれてないか?なんて思いながら山手駅前から大和町商店街沿いをぶらぶら歩くと、「いなり湯」というクラシックな銭湯を発見。何とここは温泉で、地元では結構有名らしい。夕暮れの銭湯、懐かしい気分になるロケーションである。近いうちに行かねば!




帰ってから、クレージーケンバンドのベスト盤“Oldies but Goodies”と、エディ藩の“丘の上のエンジェル”を聴く。沁みるなあ。名曲だ。すっかり、ヨコハマブルースな日曜の夜。