赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

カップスの次はサウス・トゥ・サウスかな

東のゴールデンカップスなら、西のサウス・トゥ・サウスかな。時代はちょっと違うけど。“上田正樹サウス・トゥ・サウス”、91年京都大学での17年ぶりの再結成ライブ盤。リアルタイムで聴いたことは当然ないけど、スゴイです。


上田正樹がキレまくり。とにかくファンキーです。演奏はメチャウマ、全曲通じて大阪ノリがこれでもか、と炸裂。「大阪一番“¥en”Power」に「むかでの錦三」、カッコよすぎです。「ヨコハマ・ホンキー・トンク・ブルース」対「大阪ベイ・ブルース」。日本のブルースは、ヨコハマか新地か!?生ライブを聴いてみたい衝動に駆られました。


こちらは上田正樹のベスト盤。名曲「悲しい色やね」から始まり、上田節のオンパレード。サウス・トゥ・サウスのライヴでも同じことが言えるが、彼が歌うと、どんな洋楽スタンダードもたちまち“上田正樹オリジナル”になってしまうところがすばらしい。


ソウルフルで聴きごたえたっぷり。上田正樹は日本を代表するヴォーカリストだな。かつおなのか昆布なのか、とにかくどの曲にもダシがたっぷりと効いた感じか。ライヴヴァージョンの方がさらに味が出ています。ヴォーカルとは楽器である、というのがよくわかるなあ。ちなみに上田正樹、今は三浦に住んでいるらしい。


残念なのは、彼のアルバムってベスト盤がちと乱立しすぎなところか。どのアルバムも収録曲が微妙にずれているのが悩ましい。完璧なベスト盤をちゃんと出してほしいなあ。でも、カラオケで「悲しい色やね」を熱唱したくなってきました。


GOLDEN J-POP/THE BEST 上田正樹