赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

今シーズン初観戦はハラハラの勝利


ようやく関東にやってきたタイガース。今シーズン初観戦は昨年の開幕戦に続いて東京ドームでの対読売戦。先発下柳が芸術的なピッチング。高橋尚との息詰まる投手戦であっというまに7回へ。2時間強で試合終了か、という予想を覆し、タイガースの猛打が爆発。


矢野の感動的な3ランを皮切りに、久々の連打連打で8-0と圧倒。楽勝かと思いきや、8回裏に登板した中村泰と桟原の唖然とするピッチングで3点差まで追い上げられ、予定外の久保田登板。2アウト満塁で小久保という恐ろしい場面をしのぎ、8-5で勝利。


なんだか後味の悪い勝ち方ではあったが、初観戦で勝ったのでまあよしとしよう。
この試合の感想は、一言でいうと「攻撃的ディフェンス」の重要性か。岡田監督も、長いシーズンを睨んであえて敗戦用中継ぎの二人を試運転したのだろうが、それが裏目に出た。7回裏に藤川を出したのだから、せめて8回の頭は桟原から行くか、橋本か江草にしていれば、あっさり勝てたのではないか。どうも中村泰が出てくると不安が的中する。流れを相手に渡しかける怖さを改めて実感。ホント、ヒヤヒヤしました。


もうひとつ、「攻撃的ディフェンス」ということで言えば、ライトの守備をスペンサーから中村豊に変えておくべきだったんじゃないか、と。仁志のポテンヒットも本来ならライトフライで済んだはず。守りのスペシャリストを投入することも、こういう試合においては重要だ。


この試合は下柳に尽きる。内角を積極的に攻め、コーナーの出し入れが自由自在、打者に自分の形で打たせない。芸術です。今シーズンは先発陣で一番安心してみていられるな。打者では鳥谷、赤星、藤本にヒットがでたことは朗報。一方で、シーツが大振りして三振の山、というのが懸念材料か。気分はレフトスタンドに向いているのが気がかりである。


あと、プチな発見。高橋由伸がバッターボックスに向かう時のテーマソングが、なんと24のタイムリミット音!!なるほど、背番号つながりか、やるじゃん由伸!、と1人ほくそ笑んでしまいました。


読売5−8阪神