赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

往年のタイガースを体現する男 桧山進次郎


甲子園の申し子松坂の聖地帰還という意地でも負けられない試合で、杉山が松坂に投げ勝ちました。ウイリアムスの2失点が誤算だったが、3-2のシビれる試合を最後は久保田がギリギリのところでなんとか凌いでの勝利。残業中に思わずガッツポーズしてしまった(笑)


前回の千葉マリン観戦でも思ったことだが、杉山が良くなってきた。大胆なカウントの取り方と適度な荒れ球でバシバシ三振が取れる。打線の援護に微妙に恵まれてはいないが、今年右のエース候補として化けそうな期待が出てきた。フィールディングもいいしね。打順のめぐり合わせもあったので6回降板だったが、次回はできれば最低7回まで投げてもらいたい。


今日は桧山ですね。昨日はご当地選手で最後盛り上げてくれたものの三振。昨日の初球のストレートを見逃したのが悔やまれたが、今日は松坂の初球149kmをものの見事にフルスイング。いいホームランでした。日曜日の岩隈からのホームランといい、パリーグを代表する本格派投手キラー誕生か。いずれも初球で仕留めるところがすばらしい。初球のストライクを取りにくる球を狙い打つ積極性、他の選手も見習ってほしいものだ。


昔からチャンスで三振やゲッツーが多いイメージで、がっかりさせられるところも多いが、打つと結構派手でシビれる活躍ぶり。ヒーローインタビューでも人気者、発言内容がまた優等生で、ファンを楽しませる千両役者。生え抜きってこともあるけど、今のタイガースの中で最も往年のタイガースらしさを体現する選手だ。


だからこそ、桧山には4打席立たなくちゃ結果が出せない、という選手ではなく、1打席でキッチリ結果を残す選手になってもらいたい。本人は不本意かもしれないけど「代打の切り札」になれる逸材なのだから。なんだかんだ言ってもヒーヤンから目が離せないんだよな。タイガースファンは。


あと、今一番信頼できる藤川球児。観ていて打たれそうな気がしません。だからこそ、今日のような試合展開では、左右関係なく2イニングは投げてもらいたい。久保田とウイリアムスがイマイチ不安なので、セットアッパー起用法を再考してほしいなあ、岡田さん。