赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

ルーヴル美術館展


みなとみらいの横浜美術館で開催されているルーヴル美術館展へ行ってきた。美術館に行くのは本当に久しぶりだ。さて、入り口前にはかなりの行列ができていて、フィレンツェウフィツィ美術館の行列を思い出した。


50分待ちという看板のわりに、意外とすんなり入場できた。が、館内はすごい人混みで、絵画の前に行くのにひと苦労。特にドラクロワとミレーの前は混雑ぶりがすごかった。いかにも日本人らしい(笑)。


あまりの混雑に、絵を観に行ったんだか、はたまたラッシュアワーの電車内の疑似体験をしに行ったんだかよくわからない感じだった(笑)が、学生時代に訪れたパリのルーブルで確かに見た、と見覚えのある絵もいくつかあった。作品名はわからなくても、絵の雰囲気で結構覚えているようだ。


「トルコ風呂」が今回の目玉のひとつだったようだが、風呂に入っている大勢の女性の絵に群がる日本人って冷静に考えるとなんかヘン(笑)。


個人的にはルソーの「森の落日」とド・ラ・ベーニャの「入らないでください!」が印象に残った。後者の絵は、1800年代当時の美術館が混雑している様を絵にしているのだが、今のこの場所とやっていることが同じだ。この絵を見ようと群がっている今のシチュエーションが妙にシュールである。結論、横浜美術館はキャパシティ的にちょっと狭すぎるな。もっと広いスペースでゆったりと見たいものである。