行ってきました。U2のライブ@さいたまスーパーアリーナ。8年ぶりの来日。
改めて、U2はライブ・バンドだな、と。演奏がすばらしい。アダムとラリーのリズム・セクションがしっかりしているというか、黙々と仕事に徹している感じ。エッジが奏でるギターの音色は美しい。独特だよなあ。ギターではエッジ、アンディ・サマーズ、マーク・ノップラーの枯れた味わいが個人的には好きです。
オープニングのCity Of Blinding Lightsからすごかったですが、やはり80年代の曲は特にイイですね。New Year's Day、Sunday Bloody Sunday、Pride (In The Name Of Love)、Where The Streets Have No Nameは鳥肌ものでした。Where The Streets Have No Nameは秀逸。マイ・フェイバリットです。
この日のハイライトはSunday Bloody Sunday→Bullet The Blue Sky→Miss Sarajevoの3曲でしょうか。ぐぐっと盛り上がりました。BONOのボーカルがトップギアになっていく感じです。しかし、いい声してるよなあ。
いやあ、陳腐な言い方しかできませんが、“シンプルでカッコいい”。ストーンズとは違う路線ですが、ロックってホント、サイコー!!(矢沢永吉調で)。
途中の“hottokenai@sun.com"キャンペーン参加告知。ケータイからのエントリーを呼びかけるところとか、ちとやり過ぎかなあと思いましたが。マスコミに積極的に出演したり各国の要人にアピールしたりする行動力はBONOのスゴイところですがね。
とはいえ、こうしたサイバーアクション(しかも、スクリーンではキャンペーンにエントリーした観客の名前が次々と映し出されるライブな演出)や、観客にライブの写真を自由に撮らせてそれをオフィシャルサイトに自由にアップできるようにしている仕組みなど、“Web2.0”を実践しているところはカッコいい。
通常ライブ会場では撮影禁止なわけなのに、カメラ付ケータイを観客全員が持っていることを逆手にとって参加型スタイルにしてしまうという発想の転換。観客と一緒にライブをひとつのコンテンツにして楽しんじゃえ(観客も利用しちゃえ)っていうところはうまいなあ。
3度目のアンコール、この日のラストソングは、予想と違ってAll I Want Is Youでした。たぶん今回のVertigo Tourでもほとんど演奏されていないと思います。この辺の引き出しの多さも見事。ラストはメンバーが1人づつステージから去っていき、最後に残されたのはドラマーのラリー。演奏を終え、ラリーはステージ中央まで来て軽く手を上げてからステージを立ち去り終幕。カッコいい演出でした。
来週月曜日、もう一度彼らを観に行って来ます。
セットリストは以下。
City Of Blinding Lights
Vertigo
Elevation
Until The End Of The World
New Year's Day
Beautiful Day / Blackbird (snippet)
Angel Of Harlem
The First Time
Sometimes You Can't Make It On Your Own
Sunday Bloody Sunday / Rock The Casbah (snippet)
Bullet The Blue Sky / When Johnny Comes Marching Home (snippet) / The Hands That Built America (snippet)
Miss Sarajevo
Pride (In The Name Of Love)
Where The Streets Have No Name
One
encore(s):
The Fly
Mysterious Ways
With Or Without You / Shine Like Stars (snippet)
Window In The Skies
Desire
All I Want Is You