赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

荒ぶるならず


01年度からの6年間の決勝戦の中で、最もモヤモヤしているというか、気持ちの整理がつかない試合でした。


今日の試合を自分なりに総括するのはまだ難しいのですが、
観戦後に思ったことは、 “自滅”“ハードではなくソフトで負けた”ということでしょうか。


これだけのメンバーで勝てなかったという事実。スポーツ、特に学生スポーツは“メンタル”の要素が重要だということを再認識しました。



観戦した印象では、ラインアウトが壊滅、それが発端となって接点で劣勢に。普段どおりのプレーができず浮き足立つ15人。バタバタした展開がノックオンやターンオーバーにつながり、最後まで自分たちのペースを掴めないまま終わってしまった気がします。まるで90年代後半のワセダでした。


12−21で折り返した後半は今シーズンの戦い方からも立て直してくることを期待したのですが、結局流れは変わらず。終始劣勢のまま80分が終わってしまいました。


主将、副将の2人がケガで離脱し、チームの舵取り役が不在。東条の代わりに入った松田まで即離脱でフッカーの臼井が入らざる終えない不運も重なりました。ペナルティになってもタッチキックを封印、ひたすら横に回すしかなく、普段どおりのアタックもできなかったのもキツかった。取ったトライもバックスの個人技で、理詰めのトライはありませんでしたね。それでも、キッチリ得点に結びつけたのは見事でしたが…


一方の関東学院が勝負所でほとんどノーミスだったわけで、試合の流れを変える要素がなかったなあ。


関東学院のチームとして意思統一された戦い方は、今シーズン最高の出来だったと思います。ワセダを倒すためのゲームプランが明確で、それをきちんと実践できていました。素晴らしかったです。ゲームに勝つための“ソフト=戦術”の差が大きかったと感じざるを得ません。


ケガ人の状況が気になりますが、まだ日本選手権があります。これだけの人材がいるのですから、是非とも立て直してほしいです。あまり複雑なことをするのではなく、自分たちがやってきたことを信じて、普段どおりに、シンプルに実践してほしいと思います。


最後に、春口監督の優勝インタビューに思うこと。
(以下はあくまで“個人的感想”ですので、失礼があればご容赦ください)


「スターはいらない」発言がありましたねぇ。思わず本音が出てしまったのでしょうか。してやったりというのはわかるんだけど、個人的には敗者に対するリスペクトのなさを感じました。関東だって高校日本代表クラスの人材がたくさん揃っているわけだから、「雑草」はないでしょう。あえて対立構造を作ろうという狙いもあるのでしょうが。「サントリーを倒したい」を含めて、この人って基本的にコンプレックスの塊なんだろうなあ。勝利インタビューでの発言としてはちと大人気ないというか、イケてないかなぁ。人間の品格ってこういうところに出てしまうのかな、と。ちょっと残念でした。


今日はなんか安眠できそうもないなあ…


早稲田26−33関東学院


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