赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

高校ラグビーが佳境


毎年1月1日・3日・5日・7日というと、高校ラグビー全国大会が熱いわけですが、今年も熱戦の連続。5日の準決勝、啓光対東福岡、京都成章対御所工実のカードは見ごたえ充分。


啓光対東福岡は、共にレベルの高い2校なので、非常に質の高い試合。後半最後の15分、東福岡の怒涛の攻撃を分厚いディフェンスで凌ぐ啓光の攻防は手に汗握る展開。啓光はシンビンのため、1人少ない14人での戦いでしたが、ディフェンスの集中力は見事。相手のミスに乗じて一気に展開、確実にトライを上げるチーム全体の嗅覚の強さ、「試合巧者の啓光」が戻ってきたか。


一方の東福岡。選手個々のサイズの大きさと能力の高さは、今大会ナンバーワンでしょう。15人全員でどこからでも点を取れるスキルと、特にキャプテン猿楽の縦突破はすばらしかった。キャプテンシーも見事でしたね。


どちらに転ぶかわからない展開だっただけに、この大会で感じられるレフリーのやけに細かい、というか、厳しめのジャッジが疑問。やたらとスローフォワード、オフサイド、オフザゲート、オーバーザトップを取りまくるのはどうなのか?東福岡の脅威の1年生布巻は、これからが楽しみな逸材ですね。


もうひとつのカード、京都成章対御所工実は、終始ディフェンスの成章対オフェンスの御所工実の攻防での熱い80分。ひたすらアタックし続ける御所、あと一歩決め手に欠けトライできず。一方の成章、鉄壁のディフェンスは脅威でしたが、アタックに関してやや微妙なのと、ディフェンスからのカウンターがあまり機能しなかったのが残念でした。しかし、点の取り合いになる今のラグビーで、0-3というスコアは、いかに集中力の高いゲームだったか。ナイスゲーム。


決勝も楽しみですね。個人的には、大舞台に強い啓光が勝つような気がしますが、さて、どうでしょうか?


最後に、協会にひとこと。いい加減福岡県は代表を2校にすべきでは?大阪が3校、東京が2校なわけだから、レベルの高い福岡は2校にするのが順当でしょう。


常翔啓光22-15東福岡
御所工実3-0京都成章


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