再び秘湯の旅の振り返り。
渋温泉から国道117号線をひたすら北上し、越後駒ケ岳が見えてくると、いよいよ秘境駒の湯温泉。
道路は舗装されてるんですが、大湯温泉を過ぎると途中からは電線はなくなり、当然携帯は圏外。
いかにも熊が出てきそうな森の中を突き進むと、駒の湯山荘に到着。
渓流の上に建つ一軒宿。秘境シズルあるわ。
囲炉裏付きの部屋に案内されました。夜は囲炉裏に火を入れます。風情あるある。
ここの宿は電気は自家発電!電話は衛星電話!電気も電話も繋がりません。なので、夜の電源はランプのみ。
まずは渓流を眺めながら入れる露天風呂へ。
源泉33℃!という超ぬるめのお湯。これが毎分2リットル!もどばどばっとかけ流されてます。
入った最初は冷たいというか、温水プールのような感じなんですが、30分近くも入っていると、だんだん体がポカポカとしてくる。1回1時間は入ってください、というのも納得。いやー、極楽。
暑い季節には気持ちいいですな。館内は男性で5箇所入れるんですが、結局3-4時間は入ってたな。「化粧水の湯」というだけあって、肌がツルツルになります。嫁さんは大喜びしておりました。娘っこはプール感覚で大はしゃぎ。
料理はこれまた山の秘湯の宿という感じ。山菜にきのこ尽くし。真っ赤な漆器が見事。ここの温泉で洗うと漆器が痛まないそうです。
大ぶりのしいたけの天ぷらが美味い!
一番衝撃的だったのは、なんと岩魚の鮒寿司。これは初めて食べました。作るのが難しい一品だとか。岩魚のチーズ。ねっとりとしていて酒のアテとして秀逸。
◇岩魚鮒寿司
ご飯はもちろん地元魚沼産のコシヒカリ。いや〜、ご飯が美味いねえ。3杯お替りしちゃいました。
夜はランプのみなので、本も読めない暗さ。囲炉裏の墨の調整をして、温泉入ってゴロゴロして寝酒して爆睡。実に健康的な過ごし方ですわ。
朝食もヘルシーでしたが、納豆が絶品。大力納豆。納豆業界で最優秀賞を受賞している一品だとか。宿の人にお店を教えてもらって、おみやげに買って行きました。
ぬるめの温泉にすっかり魅了されました。1週間ぐらい湯治したらめっちゃ健康になりそうです。冬は豪雪地帯なので、営業期間は4月末から11月までだとか。
またひとつ、すばらしい温泉にめぐり合った。大収穫。また訪れることにします。
駒の湯山荘
新潟県魚沼市大湯温泉719-1
TEL:090-2560-0305(衛星電話)