学生時代には憧れの存在。卒業してからしばらくはちょくちょく訪れていた早稲田の老舗おでん屋さん 志乃ぶ(しのぶ)。
10年ぶりぐらいに訪れました。いや、懐かしい。
周りの雰囲気はだいぶ変わってますが、志乃ぶの佇まいは20数年経っても変わってない。
暖簾をくぐって店内に入ると、カウンター右に鎮座する「白鶴」の樽酒。タイムスリップした気分。
なんと、テーブル席が一卓だけ空いてました!
志乃ぶといえば、関西風の出汁が美味いおでん。
うむ、この味。一番好きなおでん、と言っても過言ではないな。
沁み沁みのはんぺんがイイ味出してる。
しめ鯖、ポテトサラダは安定の美味さ。
そして、「うなぎのめそこ」。鰻の稚魚を串焼きにして山椒がたっぷりとかかってます。
これはお酒に合う。他ではあまりお目にかからない珍しいメニュー。
豆腐のおでんも忘れちゃいけない。おでんの出汁が沁みた豆腐。これがまた美味いんだよね。
さて、ついつい飲みすぎてキケンな白鶴の樽酒へ。
枡の角ではなく、真ん中あたりに塩を載せて飲むのが正しい飲み方と、先輩に教えてもらいました。
こうすると、ついつい飲みすぎるのを防止できるとか。なるほど!
おでんもお替りしつつ、牛もつ煮込みも頼むという贅沢なラインナップ。
煮込みは味噌ベースで、おでんとは対照的な味。
名物のおでんだけでなく、居酒屋メニューが充実しているのが、やはり志乃ぶの良いところ。
早稲田大学にお勤めの先生がうらやましい。
すっかりご無沙汰だったので、ちょくちょく訪れねば、と決意し、ほろ酔いでお店を後に。
思い出の味を満喫いたしました。
志乃ぶ(しのぶ)
新宿区西早稲田1-19-17
TEL:03-3203-1648