赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

バブルへGO!!


バブルへGO!!タイムマシンはドラム式を観てきました。公式HPもなかなか芸が細かくて楽しめます。


さて、ストーリーの方はユルユルでちゃんと練れている感じはしませんでしたが、バブル当時の時代考証がなかなかリアルで笑いどころ満載。浮っついた感をちと過剰に表現したディティールとコネタ(ネタばらしはやめときます)はなかなか。舞台が日立製作所とか、ポケベルに妙に反応する広末涼子とか、伊武雅刀のジャパニーズ・イングリッシュとか、ね。眉毛の太い吹石一恵と紺ブレ(っいうのも死語?)姿の劇団ひとりが実にイイ味出してました(笑)。


バブル当時を振り返ると自分は高校生から大学生。我々の世代は残念ながらバブルの恩恵を受けずにバブル崩壊。思い返せば就職活動はいきなり売り手から買い手市場に切り替わり、氷河期だったよなあ。タク券もほとんど見たことありましぇん。ただ、大学生の頃、バイト先で飲みに連れて行ってもらったりした社会人の方々は、映画で描かれているような感じだった気がします。確かにあの頃の六本木の夜って、バカバカしいぐらいにノー天気というか浮ついた雰囲気が充満してました。


映画館で笑っていたのは、自分(も含め)よりも上の世代でバブルにどっぶり浸かっていた(んだろうなあ)と思しき人あるいはかじった人のみ。隣に座っていた若者カップルはツマらなさそ〜に観ておりましたが。そりゃそうだわな。


最近気まぐれコンセプト クロニクルを初めバブル再考モノの書籍がいろいろと出ておりますが、オススメしたいのは東京大学「80年代地下文化論」講義。あの頃は…みたいな精神論や回想録ではなく、バブルを生み出した80年代カルチャーを具体的に、ファクトベースで論じているところが非常に説得力ありです。この方のHP(2006/11/26)をご一読のほどを。


最後に、広末涼子はかわいいなあ。一児の母とは思えないです。家に帰ってからボーイズ・タウン・ギャングを思わず聴いてしまいました(笑)。


東京大学「80年代地下文化論」講義


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