大学選手権1回戦。相手はいきなりカントー。しかも場所は熊谷。未だ調子の上がらないワセダ。緊急事態なので観戦してきました。
熊谷のラグビー場に行くのは10年ぶりぐらい。風のない快晴で絶好のラグビー観戦日和でした。
とにかく勝てばOK、というか勝たなければならない試合。ゲームの焦点はもちろんセットプレーとブレイクダウンの攻防。前半から激しいタックルとターンオーバーで終始ブレイクダウンを制圧したワセダ。これが勝因。3列の中村・小峰・豊田、長尾、グッドジョブ。そして今日も別次元のプレー連発の有田。スゴイです。
カントーは想像していた以上の失速ぶり。今シーズンは法政戦がピークだったんでしょうか。カントーらしいブレイクダウンの圧力はあまり見られず、バックスに展開しても策なし。キャプテン土佐の獅子奮迅の動きも封じられ、ロスタイムに1トライ返すのが精一杯。この1年、チームとしてはいろいろあったんでしょうが、全盛期の力強さと嫌らしさが影を潜めているのが残念。もう一度立て直してほしいですね。
内容はワセダの完勝なのでしょうが、双方にミスが続出。往年の「ワセダ対カントー」戦の緊張感にはほど遠く・・・かなり物足りなかった。
ワセダはバックス攻撃にミスが続出。どう考えてもあと3〜4トライしてないとね。ノックオンにスローフォワードの連発。不必要な反則は多いし、いつシンビンが出てもおかしくない展開にヒヤヒヤしっぱなしでした(レフリーが下井さんでよかったのかな?)。
今年のチームは、ひとつひとつのプレーが例年になくカルい気がします。ラインアウトは相変わらずクリーンキャッチなし、ハーフ団はリズムが悪いし、ダイレクトタッチ連発の山中君。ううむ、ゲームメークがうまく行ってないなあ。
今日一番の見せ場、後半24分のトライは秀逸!10番(仰星)→11番(大工大)→15番(啓光)の大阪高校3代表によるパスリレーはお見事でした。
残すところ3試合。ダイナミック・チャレンジ完成に向けて、そろそろチーム力のアップを期待したいです。がんばれ、豊田組。
◇スクラムも終始優勢
早稲田21-5関東学院