kajkenさんから借りたクレージーケンバンドのライブDVD“CRAZY KEN BAND LIVE AT STUDIO COAST”を全部鑑賞。クレージーケンバンド初心者であるが、イイネー。楽しい。これぞ下世話なエンタテインメントだ、素晴らしい。いや、褒め言葉として。
思ったのは、剣さんの魅力って、一言でいうと“Too much&Mismatch”ということかなあ、と。歌は演歌調なのに、妙にバックの演奏は上手いし。特にギターの小野瀬雅生のブルージーなギターは素晴らしい。ホーンセクションもすごく豪華。歌詞はベタで下世話で猥雑なのに、サウンドはスタイリッシュ。全体的にNHK歌謡コンサートなノリには笑った。なぜか観客はほとんど若者ばかり、というGAPもイイ。いちいち小ネタが効いていて飽きさせない。
このバンドは「イイネー」という決め言葉しかり、剣さんの決めポーズしかり、アイコンとしても完成されている。次元は違うけど、ストーンズやグレイトフルデッドのようによくデザインされている感じ。オフィシャルHPも楽しい。横浜長者町FRIDAYで時々ライブをやっているようだし、今度ライブを観てみたいかも。
Carol Kingのベスト盤、癒されます。特に風邪ひいてる時に良いかも。彼女の曲ってどれも心地良いのだが、“It's Too Late”“Sweet Seasons”は沁みます。弱っている時は余計に涙腺が弱くなってきていけません(笑)。
マニアックだけど面白い。これが「踏切愛」っていう奴なのか。日本全国の踏切をさまざまな視点から分析・解説している、踏切への愛情と尊敬の念に溢れたガイド本。飛行機の通る踏切とか個人宅用踏切とか、眺めているだけで楽しいです。でも、有名な小田踏切が載ってないのはなぜ?
100万部突破、話題のベストセラー。各ケースを読むと反省したくなる(笑)。自分を客観的に振り返るという意味では良いかも。「周囲の人の対策」と「自覚するためのワンポイント」はちょっと強引かな。40ケースというのも結構無理やりキリをよくした感じがアリアリだし。「頭の悪い人」についてはよくわかるが、「頭のいい人」にどうやったらなれるのか、についての言及がないのが残念。
熱い。冷静で緻密かつ熱い本である。「闘争の倫理」、この言葉は格言であり、名コピーだ。理性的行動と非理性的行動のコントロール、という側面からスポーツの教育的価値を語っている点は目から鱗の連続である。特に「fair」と「just」の違いとか、ものすごくわかりやすい。クラブスポーツがナショナリズムへ対抗できる重要な手段である、という作者の考えには感動した。戦争経験者だからこそリアリティがある。ブッシュにこそ読ませたい。ホント、マジで。
自分がかれこれ15年近くワセダラグビーに愛着と郷愁を感じるのは、大西鉄之祐という哲学がその根幹にあるからかもしれない。清宮監督が今やろうとしていることは、まさに大西イズムを継承していこうという動きなのだろう。こんな講義を大学時代に聴講することができたら、もっとマジメに授業に出席していたかも。今年読んだ中でもおそらくベスト3に残る本だな。
日本が誇るブランド「ソニー」と「ホンダ」の歴史を、歴代経営者をメインに手っ取り早くおさらいできる本。頑ななまでににDNAを守り通すホンダと、ダブルスタンダードで多角化を図るソニーが対照的に描かれている。心情的にはソニーファンなので、最近AppleやSharpに押されぎみな状況は残念である。早期復活を望む。早いところ久多良木さんが社長になった方が良いんじゃないの?
何かと話題の隣国の雑学本。暇つぶしに読むにはオモシロイですが・・・アウェイの北朝鮮戦ツアーの時に持っていくにはおススメですか、ね。採点すると42アイゴー?