赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

早稲田一文が無くなる!?


いやあ、驚きました。Kajkenさんのblogで知ったんですが、早稲田一文・二文が姿を消すそうです。

作家や俳優、ジャーナリストなどが輩出した早稲田大学(白井克彦総長、学生数約5万人)の「一文」「二文」が姿を消すことになりそうだ。07年度から、現在の第一、第二文学部を、文学そのものを主に扱う文学部(仮称)と、作家や演劇人ら文化の担い手養成を目指す文化構想学部(仮称)の二つに再編する。これをきっかけに「文化の発信は早稲田からと前面に打ち出す」のが狙い。


「文学部」はまだしも、「文化構想学部」っていうのはどうなんだ?第一印象、ネーミングの響きが恥ずかしいよ。自分の学生時代に「国際情報学部」とか「人間総合学部」とか「環境情報学部」とか、新しいネーミングの学部が相次いで新設されたが、既存の学部のネーミングを変えてしまう、っていうのには、すんごく抵抗あるなあ。しかも、「一文」って早稲田の看板学部だぜ。


一時、金融機関の合併や持株会社化で、「み○ほ」とか「ミレ○」とか「○そな」とか、ちょっと恥ずかしいネーミングが流行ったけど、それに近い違和感を感じる。さらに驚くことに、理工学部も「先進理工学部」、「基幹理工学部」、「創造理工学部」に変わるとか。「どちらの学部出身?」「私は『創造』理工学部卒です」「『想像』理工学部ですか?」うわ〜恥ずかしい…


少子化で大学の方も学生集めが大変なのはわかるが、新設学部ではなく、既存の伝統あるブランドネーミング(学部名)を変えてしまうってのは、OBのプライド・メンテナンスを考えてなさすぎな気がする。ていうか、そんな安直なネーミングで最近の高校生は反応するんか?


そういう表層的な変革ではなくて、学部のビジョンとか、教授陣とか、教育カリキュラムなどの環境面を充実させる方が大事なんじゃないの?もっと本質的なところで勝負してほしいなあ、と強く思いました。もしも自分の出身学部がミョーチクリンなネーミングに変わってしまったら、と想像するに悲しい。「ヒロシです。」な気分だ。


ヒロシです。


[追記]
南セントレア市住民投票のように、学部関係者(現役学生だけでなく、OBも含めて)に、ネーミングに関するアンケートを実施したらどうでしょう。