赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

天王山を終えて


21〜23日のナゴヤドーム3連戦が終了。


結果は1勝2敗。最後に一矢報いて最悪の3タテは逃れましたが、これで今シーズンの優勝はかなり厳しい状況に。


3試合を振り返っての感想を勝手ながら。以下罵倒モードの長文失礼いたします。


この3試合、先発の3人はきっちり働いた。スタンリッジ7回2失点、久保8回無失点、能見7回1失点。初戦、2戦目は、打線が点を取れば十分勝てた試合。


じゃあ、なんで勝ち越せなかったのか?


敗因は真弓監督の采配に尽きる。


彼からは、どんな手を使っても勝つ、という貪欲に勝ちにこだわる姿勢がみえない。


まず、打線。特に4、5番がチャンスで打てない状況の中で、ただ普通に打たせているだけ。


ブラゼルが不調なら、思い切って代打を出すとか考えるべきではないのか?新井が力んで打たないなら、バントさせたっていいじゃないか。ホークスの4番小久保だってバントした。それがチームを鼓舞して劇勝につながったんだから。


1敗もできない状況なんだから、普通に構えていては点が入らない。得点圏にランナーを何度進めたってあと1本が出ないんだから。ただバッターに任せてタイムリーを期待するだけじゃあダメでしょう。ベンチが動かなきゃ。


一番落胆したというか、腹が立ってしょうがないのが、9回裏サヨナラで負けた2戦目。


あまりにも意図不明の采配が多すぎる。


その1 : 7回裏2死1塁。バッター堂上弟のところでなぜ林から藤川に守備を替えたのか?このタイミングで守備固め?意味不明。


その2 : 守備固めで藤川とするなら、なぜ9回表2死で、藤川に替えて代打金本?


まさか、9回裏サヨナラ負けして鉄人の連続出場記録が途絶えることを恐れての交代か?それが本当なら、藤川を途中で出す意味なんかない。アホとしか思えない。案の定、金本は凡退。


その3 : 9回裏は好投の久保に替えて久保田。中日ベンチはしてやったりだったろう。久保にまったくタイミングが合ってなかったわけだから。


先頭の藤井のサードへの強い当り。新井はいっぱいいっぱいのプレーだったかとは思うが、アウトにしてほしかった。


次の森野のところで落合監督が森野に直接耳打ち。久保田に対して見事なプレッシャーのかけ方。さすが落合だよ。


森野、和田も連打でノーアウト満塁。絶体絶命のピンチ。


本来ならココで真弓監督自らがマウンドでに行ってハッパをかける場面だろう。


5年前の9月7日、舞台は同じナゴヤドーム。しかも、同じような場面で、当時の岡田監督は直接マウンドへ行き、久保田に対して「めちゃくちゃ行ったれ。責任はオレが取る」とハッパをかけた。


岡田監督の采配も個人的には納得いかないことが多々あったが、あの時は岡田、やるじゃんと思ったよ。


しかし、真弓は何もせず・・・久保田がブランコを渾身のストレートで空振り三振に取って1つアウトを取る。


その4 : ここで、久保田に代えて藤川球児


怒りが頂点に達したな。ここで球児に代えるんだったら、回の頭から球児で行けよ。もし延長戦になったらどういう継投をするつもりだったのか?


そもそも、このところのピッチング内容を見るに、久保田>球児だろ。球児が押し出しでもするんじゃないか、という結末が一瞬脳裏をよぎったな。


代えるんなら和田のところからだろ。とにかく手を打つタイミングがすべて意味不明。


せっかく調子を取り戻しつつあった久保田のモチベーションも下がるんじゃないか、というのは余計なお世話かもしれないが。


結局ブラゼルのエラーでサヨナラ負けになったわけだが、勝てるはずの試合を無能な采配で落としたようにしか見えなかった。落合監督からすれば、してやったりだったんじゃないか。


選手が期待通りのパフォーマンスを発揮していないことは多々ある(はっきり言って、チャンスでことごとく凡退する4番新井の不甲斐なさが一番腹立たしいが・・・)。


そういう時こそ、ベンチワークでカバーすべきなのに、ベンチが最善の策を打っているようにはまったく見えない。


・天王山1戦目、2点ビハインドでスタンリッジ→渡辺への継投。決定的な3点目を取られる。
・読売に3タテ喰らった東京ドーム初戦の小嶋先発
・ヤクルト戦で好投久保を80球で福原に交代させて逆転負け
・中日に3タテ喰らったナゴヤドーム3戦目の小嶋先発・・・


ベンチの采配で落とした試合、ざっと思い出しただけでもゴロゴロ出てくる。


さて、残り10試合、優勝するための勝手な提言。


1) 「勝敗に無関係な」個人記録よりも、チームの勝利最優先で。


記録のための代打金本で守備固めを失うのは即刻止めてほしい。金本もこういう起用は本心ではないと思いたい。もし、彼が自分の記録優先で首脳陣に圧力をかけているとするなら、軽蔑する。


2) 先発交代のタイミングをもっと考えろ。


メッセンジャーや下柳が打ち込まると、逆転不可能な点差までこれでもかと引っ張る。一方で好投している久保は、先週のヤクルト戦での福原への交代といい、中途半端なタイミングで交代させる。


先発交代の遅れと勇み足が敗戦に直結していることを自覚すべき。


3) クリーンナップは臨機応変に。


残り10試合、今さら代えるのは難しいという話もある。しかし、チャンスで4番、5番が打たなさ過ぎる。新井、ブラゼル、城島の3人の打順はもっと臨機応変にかえることを考えるべき。


無理なのは承知だが、個人的には4番マートンにしてほしいぐらい。そんなに新井4番にこだわるのなら、せめて城島とブラゼルの打順を入れ替えるとか、関本を起用するとかしてほしい。


はっきり言って新井は4番に向いていない。しかも、人気球団でプレッシャーが他球団以上にかかるタイガースの4番は、彼には荷が重過ぎる。


30年以上もファンをやっているので、毎度おなじみ9月に失速する伝統には、また今年もダメか、という諦めの気分の方が強い。92年も、06年も07年も08年もそうだった。18年ぶりに優勝した03年でさえ、マジック2から甲子園で優勝するまで1週間かかった。しかも、直前のナゴヤドームは3連敗。


絶体絶命のホークスがライオンズに3タテして一気に逆マジック2まで来た。タイガースだってやれないことはない、と心のどこかでは信じたい。


10年前と違って、十分に優勝できる戦力なんだから!なりふりかまわず勝とうという執念を真弓監督には見せてほしい。


頼むよ、タイガース!


中日3−0阪神
中日1−0阪神
中日1−6阪神


追伸 : 祝・マートン200本安打。彼がイチローの210本を抜いて新記録を達成した場合、その時イチローからマートンにどんなメッセージが贈られるのか、ちょっと興味あります。


さらに追伸 : ガセネタでありますように。これが本当だったら・・・



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