赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

「交渉人真下正義」


観に行ってきました。「交渉人真下正義」。期待以上に面白かった。フジテレビ、739の野球中継はヒドイけど、やるじゃん!


踊る大捜査線」(OD)シリーズ、他の登場人物を主役にしたエピソードを展開することで、着実にODの世界観に厚みを持たせることに成功したのではないでしょうか。「ODワールド」の確立っていう奴ですか。例えるならば、「スターウォーズ」や「ルパン三世」みたいな感じか。(ちょっとホメ過ぎかも)


ストーリーは単純だけど「わかりやすく骨太」であり、その上にちょっとクセのある登場人物の「個性(コネタ)」が掛け合わされるので、観ていて安心感があるというか、知らず知らずのうちにODワールドへ惹きこまれていくのかも。2時間の長さが丁度よいわけですね。クドカンも見習った方がいいよ。


東京の地下鉄の世界ってたまらなく魅力的。「脇線」とか、東京地下の都市伝説ネタがちりばめられていて、ロマンがあります。専門用語満載でなかなかに楽しい(笑)。今度地下の謎をテーマにした本でも読んでみようかな。


帝都東京・地下の謎86


ただし、JRの事故のあまりに直後なだけに、観ていて胸が痛くなるシーンもありました。しかも、ロケ現場にJR西日本の地下駅を使用していたりとか。「撮影協力・JR西日本」というテロップが出るのを見て(あまりにもタイミング悪すぎ)、この時期によく公開したなあ、と。あまりにリアリティがありすぎて観ていて怖かった。


クライマックスのコンサートのシーンは、ありゃあどうみてもヒッチコックの名作「知りすぎていた男」のパクリだな。爆弾と起爆装置とクモとシンバルの関係が今ひとつわからなかったが。


夏には、エピソード第2弾。次は「容疑者室井慎次」だそうです。これも絶対観ちゃうんだろうな。フジの戦略にハマッていく・・・織田裕二がいなくても全然OKじゃない(笑)。


公式ガイドブック『交渉人 真下正義』完全FILE