赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

さよならあさかぜ乗車記・夜編

4日ぶりの日記再開。土曜日に乗った「あさかぜ号」についてご報告。今回は長文になりそうなのでなにとぞご容赦を。スタイルシートのせいなのか、なぜか「続きを読む」の設定が何度やってもうまくいかないんだよね。


まずは東海道線で17:30過ぎに東京駅に到着すると、隣りの10番ホームは鉄道ファンで黒山の人だかり状態。同じく引退する18:03発の「さくら号」狙いのようだ。想像以上の人で、これは機関車と最後尾の客車(ヘッドマーク付)の撮影は無理だな、とあきらめた。駅員さんも大勢いて、大変なことになっている。



「さくら号」の出発を見送った後、大丸で夜の酒のつまみ&ビール&弁当の買出し。初めて地下の弁当コーナーで買ったが、さすが東京駅の大丸、充実している。駅で買うよりもいいかも。再び10番ホームに戻り、あさかぜの到着を待つ。


さくら同様に黒山の鉄道ファンが待ち構える中、18:50にあさかぜがホームに入線。B寝台8号車の15番下段が今夜の寝床だ。大学時代に北斗星に乗って以来、12年ぶりのブルートレインである。窓際の通路に設置してある折りたたみ椅子に座ると、さあ、旅が始まるぞ、と高揚が抑えられなくなってくる。この感じがたまらないんだよね。




19:00、静かに東京駅を発車。ホームでは撮影する鉄道ファンがいっぱい。車内は思ったほど混んでおらず、上段の寝台はほとんど空いている。乗車率は5割弱というところか。さっそく缶ビールにツマミ。いいなあ、夜行の旅って。新幹線で飲むビールとは全然違う。たそがれながら外を眺めるとちょうど会社の前を通り過ぎた。旅情が高まってくる。



横浜を発車したあたりで4号車のロビーカーを偵察に行くと、すでに満席。あきらめて席に戻る。小田原を過ぎ、熱海に到着したあたりで、晩飯を食べる。奮発して「スエヒロの和牛ステーキ弁当」である!旨い。東京駅の牛メシ弁当とはレベルが違う。熱海を過ぎたあたりで車掌がようやく切符の検札に来た。夜も更け、いい感じに酔ってきたので、寝台に寝ころんでiPod&読書。BGMはなぜか“上田正樹&サウス・トゥ・サウス”の91年ライブ”。適度な揺れがなんとも気持ちよい。



21:35静岡発車。夜も遅くなってきたので車掌のアナウンスもなくなり、車内の電気も暗めに。そうだ、夜も遅いし、駅に着いたタイミングだったら最後尾の撮影も簡単にできるかも、と急に閃き、時刻表をチェック。1時間後の浜松駅到着直前に13号車に向かい、到着と同時にホームに降り立つが、同じことを考えている客が結構いた。しかし、停車時間が短く、かつホームが異常に暗くて納得できる写真が撮れない。とりあえずシャッターを押して慌てて車内に戻る。これは明日明るくなってから再トライしたほうがいいかもしれない。


23:46に名古屋を発車。シメのビールを飲んで、寝台に潜り込んだ。しかし、歳なのかな。ウトウトするのだが、駅に停車するときのガーンという揺れでなんとなく目が覚める。気がついて外を見ると米原。昔は爆睡してたのになあ、なんて考えていたらいつの間にやら寝ていた。お休みなさい。