赤・黒・黄色日記

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振り逃げの明暗


最近野球を観ていて気になるものは“振り逃げ”。
高校野球神奈川大会準決勝、横浜対東海大相模戦、高校野球史に残る“振り逃げ3ラン”は記憶に新しいですが、本日のヤクルト戦でも6-5で1点差、9回2アウト3塁から藤川の投げたフォークボールを田中浩が三振したものの、矢野が捕れずにボールが転々…あちゃーっ同点かよ〜と思ったら田中浩のスタートが遅く、ファースト送球アウトで試合終了。1,000試合以上観てますが、こういう試合の幕切れも珍しい。



で、思ったことですが、振り逃げについては、選手も審判もいざそうなると頭の中が真っ白になるのか、体がとっさに反応できないのか、はたまたイマイチ理解しきれていないのか(特に田中浩)、誰もが一瞬フリーズするところが面白い。プロでもねえ。あの場面、横浜高校のキャッチャーが選手にタッチするか、ファーストに送球すればああいうことにはならなかったんだろうけど。審判の対応(ベンチに戻りかけたところ)もちと微妙な気がしましたが。悔やみきれんだろうなあ・・・まあ、東海大相模・門馬監督のファインプレーってことでしょうが。


ちなみに、振り逃げのルールは以下のようになってます。

振り逃げというのは、スリーストライク目を捕手が正規に捕球できなかった場合には打者はアウトにはならないというものです。この打者をアウトにするには、打者にタッチするか、一塁に送球しなければなりません。これより以前に、打者が一塁に行けばセーフとなります。ただし記録上は三振です。
 また、振り逃げはどんな場合でもできるわけではなく、次の場合のみ可能です。

 (1)無死または一死で、一塁に走者がいない時。
 (2)二死の時(走者の有無は関係なし)。

 つまり、捕手が故意に落球することで併殺が取れるケースでは、振り逃げはできなくなっているのです。
 それから「スリーストライク目を捕手が正規に捕球できなかった場合」ですから、打者がバットを振ったかどうかは関係ありません。振り逃げという俗称に惑わされて誤解している人も多いのではないでしょうか。
 また、「正規の捕球」とは、投球が地面に触れる前にミットか手で確実に掴むことですから、
 ・ワンバウンドの投球を空振りし、それを捕手がミットで捕った場合
 ・投球が捕手のユニフォーム、マスク、プロテクターなどの用具にはさまった場合
にも振り逃げが可能となります。


ということで、高校野球では振り逃げの判断に関しても普段の練習メニューに取り入れた方がいいのかもしれません。って、そういう練習もやっているのでしょうか。


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