赤・黒・黄色日記

人生はワセダラグビーと阪神タイガースと居酒屋と旅と温泉とカメラとイタリア車。基本日々の食べ歩き飲み歩きを記録してます。

紫紺の意地。


メイジの意地で9年ぶりの早明戦敗退。


久々に「早明戦」らしい試合でした。2001年のロスタイム逆転以来でしょうか。ああ、これが早明戦だなあ、という気分になったのは。「文化としての早明戦」復活。




大学選手権に出れない「低迷メイジ」が、今シーズン最後の試合(最後っていうのがそもそも問題)で、往年のメイジらしさを取り戻しましたね。フォワードの圧力、1対1での強さ、そして最後まで切れないディフェンス。こういう試合をシーズン当初からしてれば、6位なんていう成績にはならなかったのに。まだまだ伸び代があるだけに、選手権で観れないのが非常に残念。台風の目になったかもしれないだけに。


さて、ワセダ。前半、宮澤のトライであっさり先制。それで「慢心」したとは思いたくありませんが、最後までゲームプランがよくわからないし、これで勝つんだ、という拘りがないというのか、今年のチームは、未だにチームの「芯」が見えないなあ。15人がバラバラで一体になっている感じがしない。


有田・山中・中濱といった個々の選手の能力は非凡だが、チームプレーになっていないし。しかも、劣勢に立つと途端にミス続出。慌てなくてもよい場面でノックオンの嵐・・・才能集団の能力が生かされてませんね。帝京戦の時といい、どうも競り合いに弱い。「ダイナミック・チャレンジ」って何なんだ???


後半残り15分でようやくエンジンがかかってきて、19点差から2点差まで詰めてきたのは地力があると思いたいけど。


ロスタイムのトライ。1990年の今泉のトライを思い出す展開(今日とは逆サイド)でしたが、田邊のコンバージョンは惜しくもゴールポストに当たってしまってノーサイド。守屋のようにはいきませんでした・・・


大学選手権前に、膿を出し切ったと思いたいところですが、今年のチームはメンタル面を立て直さないと、厳しい戦いを強いられそう。


今日のメイジの戦いぶりを見るにつけ、学生スポーツは「メンタルが大事」であることがよーくわかりました。劣勢に立たされても浮き足立たない強さ、したたかさがないとなあ。それこそが「ワセダの伝統」のはずだが・・・


さて、大学選手権。明日の抽選次第ではありますが、チームをどう立て直すのか、中竹監督のお手並み拝見。東条組の二の舞にならないように。本日が今シーズン最後の敗戦であることを祈りたいです。






早稲田22-24明治


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