ラグビー大学選手権準決勝。今シーズン、これまでで一番のゲームで完勝。試合前はもっと激しい点の取り合いになるのを予想してました。
前半からワセダがブレイクダウンで圧力をかけまくり、リーチ&マウのコンビを自由にさせずに主導権を握る。初の国立にのまれたのか、丼さんが言うように、東海の「ふわっ」としたアタックは終始まったく怖さなし。リーグ戦優勝で買いかぶり過ぎていたのか???眼鏡堂さんも言ってましたが、今シーズンは対抗戦とリーグ戦では、かなり実力差があったということなんでしょうか。
完勝とは言うものの、相変わらずアタックの精度に不安なところはあります。特に10番。
ただ、相手のミスを逃さず要所で点をきっちりと取るあたりは、往年のワセダらしい「試合巧者」の伝統か。大舞台に強い田邊の嗅覚と、何といっても有田の異次元のプレー。激しいタックルに、強烈なラン、ブレイクダウンでの絡み。観ていてワクワクする選手。
そして、キャプテン豊田の柔らかいパス&ラン。JSPORTSの解説でも出てましたが、バックスとしての能力も非常に高い。不用意な反則さえしなければなあ。小峰・中村と第3列の激しいタックルはこの日も炸裂しまくりでした。
リザーブを全員投入した残り5分で2トライを献上するあたり、今年のチームらしい「ユルさ」が毎度のことながら気になりますが。アルティメット・クラッシュせんと。正直、完封してほしかった・・・
決勝の相手は、予想通り磐石な帝京(ていうか、法政にはガッカリ)。決勝戦は毎度のことではありますが、スクラム、ラインアウト、ブレイクダウンがポイントでしょう。イージーミスとカルいプレーをしないこと。
「伝統」の底力、試合巧者らしい「嫌らしさ」発揮を期待します。
◇ウィルキンソン?田邊のコンバージョン
早稲田36-12東海