初日は渋温泉の金具屋に宿泊。
千と千尋の神隠しのモデルになったという歴史のある宿です。館内は見事なほどにレトロ。評判どおり、歴史的建造物のテーマパークやね。
渋温泉は、昔ながらの湯治場という風情があって落ち着きますね。外湯が充実しているので、石畳の道を下駄でカランコロンと歩く音が聞こえてくるのが心地よい。
宿のすぐ近くには野生の猿がいるらしく、部屋を出る際は必ず窓の鍵をかけるように、と言われました。猿が部屋に侵入してくるようです!結局遭遇せずじまいでしたが。
宿にはなんと源泉が5つ!全部で8つのお風呂!外の共同湯を9つを入れると全部で17湯もあるわけで、これは1泊じゃ全部クリアは到底無理やね(笑)
可能な限り入ってみましたが、全部クリアはできず。
まずは、家族用貸切風呂の“恵和の湯”。石造りのお風呂。源泉そのままだとかなり熱いので、加水して好みの温度に調整。
あー、いいお湯だ。貸切なので極楽極楽。
次に、館内名物湯のひとつ、“鎌倉風呂”。
イイ温泉シズル満点の風呂ですねー。こちらは、源泉のブレンドによってほのかに白濁してます。熱いねー。効くー。
再び家族用貸切風呂の“和予の湯”。こちらは船型の浴槽。5つの貸切風呂は基本的に同じ源泉のようです。
“龍端露天風呂”は、広々。夜中に入ったらもちろん貸切状態。空を見上げると星がよく見えました。こちらは無色透明のお湯ですね。
館内で入った最後の風呂は、こちらも風情満点な“浪漫風呂”。
金具屋のルーツになった有名な風呂ですね。洋風の浴槽がレトロ。お湯は白濁していて鉄の匂いが強い。ココが一番気に入った。
ふいー。次に料理の方。夕食は、食べきれないぐらいにボリュームたっぷり!
信州らしい料理のオンパレード。
◇春の北信濃八寸
キノコが美味いねえ。鯉の煮物っていうところが山の温泉らしい。
わさび漬けがたっぷり。これは辛いぞ!鼻にツーン!
信州サーモンとは、ニジマスとブラウントラウトを交配させた品種だとか。脂がのってる。
土瓶蒸しも香りがよかった。美味い!
◇あげだし木の葉隠し椀
そばが必ず出てくるのが信州っすね。
ほとんどの料理にキノコが入ってました。キノコ尽くしを堪能。
ふえー、お腹いっぱい。夕食後は部屋の布団に横になって即爆睡。夜中に目覚めるまでまったく意識なし。ああ、極楽。
館内は迷路のようになっていて、子供と探検すると楽しいですねー。カオナシが出てきそうな雰囲気満点でした。
レトロでお湯が何より良し。ココはリピートしたくなる旅館だな。
歴史の宿 金具屋
長野県下高井郡山ノ内町 渋温泉
TEL:0269-33-3131