初日の温泉は、前から一度行ってみたかった秘湯 夏油(げとう)温泉 元油夏油。
県道122号線をひたすら奥へと向かいます。途中に入畑ダムを超えていきますが、エメラルドグリーンの水をたたえたダムは見ごたえありました。自分以外に誰もいませんでしたが…(笑)。
温泉まで残り5キロからは、舗装されてはいますがめっちゃ細い道。運転に気を遣います。途中ですれ違うのが大変。
ようやく到着するとホッとしますわ。
夏油元油は、噂通りつげ義春の世界。古き良き湯治場の雰囲気がそのまま保存されてます。
部屋は湯治棟ではありませんが、TVも冷蔵庫も置いてません(笑)。シンプルというか質素。かろうじてドコモが繋がる。
ここの温泉は全部で7つ。夏油川沿いに露天風呂が4つあり、それぞれが結構離れているので、散策がてら湯めぐりします。非日常感たっぷり。
それぞれの風呂はぜんぶ源泉が異なるとのこと。もちろん源泉かけ流し。スゴイですねえ。
一番人気という大湯は、あまりにも熱すぎて、ゆっくり入ってられません。体中がビリビリ来ます(笑)。
ぬるくて長時間入れる女(目)の湯が人気で混んでました。
一番落ち着けたのは、真の湯かな。風呂につかりながら、ぼけーっと夏油川のせせらぎを聞いていると、心と身体のデドックスですね。空気もうまい!
夕食は、思ったよりもボリュームありました。牛のすき焼きも。
1泊2日で女性専用の滝の湯を除く6つのお風呂を制覇しましたが、やはり慌ただしい印象。
ここは3日ぐらい連泊して朝から晩までのんびり過ごすのがおススメかな。おっとそんな暇ないわな。
「夏油(げとう)」という、耳慣れない名前は、アイヌ語の「ゲット・オ」(崖のあるところ)というのが由来だそうです。プチトリビア。
自然が豊かな秘湯。行くのにハードルが高いですが、おススメです。
ここで1週間ぐらい湯治したら、間違いなく健康になれそう。東北の温泉は「ホンモノ」です。
夏油(げとう)温泉 元油夏油
岩手県北上市和賀町岩崎新田1-22
TEL:090-5834-5151