後半20分過ぎまでは、これは流れが来たーっという展開。
先月の決勝戦とはうって変わってボールがよく動く試合。ワセダが速いリズムでボールを持つと、フォワード、バックス一体となった連続攻撃でトライを量産。アタックでは、NTTドコモを上回るパフォーマンスを魅せまくり。
この日も、中濱・坂井・村田・井口らバックス陣のアタックは凄かった。トップスピードに入る速さと、相手ディフェンスを翻弄するランは観ていて痛快でした。
しかし、ディフェンスがキツかった。フォワードゴリゴリ(特に箕内、さすがですが…)はしょうがないにしても、サイド攻撃を止められず、大外に振られてトライを献上。勝負どころでの軽率なミスも響いて、残り10分で勝負が決まってしまったのが非常に残念でした。ノーガードの打ち合いになってしまうと厳しいよな。
有田組、一年間お疲れ様でした。早慶戦、決勝とストレスのたまる試合もありましたが、春の早慶戦@三ツ沢の観戦から始まり、今シーズンも楽しませていただきました。
来シーズンは、才能を個人プレーで終わらせない「組織力の強化」と、劣勢になっても逆境を跳ね返す「したたかさ」、「勝負強さ」を取り戻してください。どんな状況に置かれても、最後に「勝つこと」こそがワセダの使命かと。
「冷静な狂気」を持ち、「知と熱」を兼ね備えたワセダになることを期待したいと思います。
NTTドコモ66-43早稲田