天気予報ではついに雨の早慶戦かと思われたが、不思議と雨にならないのが早慶戦。今年も“覇者対王者”の戦いを観に行ってまいりました。
キックオフ直後からワイドに展開する早稲田。攻撃時間は長いものの、慶応の激しいタックルに阻まれ、なかなかゴールラインを割ることができない展開が続く…
前半リードされて折り返した後半最初の10分間の攻撃は見事。とはいえ今日のトライは個人技でのトライが多く、“理詰め”で取ったトライがあまり見られなかったのが残念。後半も攻撃はひたすらワイド・ワイドに振るのですが、横流れ現象でディフェンスをこじ開けるまでには至らず、激しいタックルに孤立する場面も見られ、決定的なチャンスを作りきれない状況が多かった気がします。
例年に比べるとチームの仕上がりが遅いような気がするのですが、とはいえ、「伝統の一戦」ですから勝つことが大事。
それにしても、激しいタックルとしつこいディフェンスはさすが慶応。スクラムとラインアウトのセットプレーが微妙だったのが惜しい。慶応が後半モールで取ったトライはお見事でした。あれはワセダのモールディフェンスに課題があるのか、慶応がうまかったのか。
個人技でのトライが目立つ試合でしたが、今村・五郎丸・山田3選手のスピード&パワーは別格。将来は日本代表のバックスとして活躍してほしいものです。
今年のメイジは往年の“強いフォワード”が帰ってきたようで、来週の早明戦は久々に熱い試合になりそうですね。
ワセダ41-26慶応
【追記】家に帰ってからTVKの中継をTVで観ましたが、解説の関東学院春口監督、毎度のことではありますが、ほとんど“敵情視察”状態で肝心なプレーの部分でのコメントがほとんどありませんでしたね(笑)。